| PAGE-SELECT | NEXT

真面目な人は長生きする

『真面目な人は長生きする』(岡田尊司著 幻冬舎新書)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①〝良心的な〟〝真面目な〟人が長生きするという意外な事実に対して、フリードマンたちは、その原因分析を行っている。

②考えられる第一の理由は、真面目な人は健康を守ることに怠りなく、有害で危険なことをあまりしないということだ。  実際、真面目な人は喫煙率も低く、過量に飲酒することも少ない。  薬物を乱用したり、無謀な運転をすることもあまりない。  

③こうしたことから、さまざまな生活習慣病のリスクを下げることができると考えられる。  また事故死など、不慮の死の危険も減るだろう。

④第二の理由は、真面目な人がもつ遺伝的要素には、そもそも病気になりにくい特性が備わっている可能性があるということだ。  そうした遺伝的特性として、フリードマンらが推測している仕組みの一つが、セロトニンシステムである。

⑤セロトニンは脳内の伝達物質であるが、セロトニンの働きが弱いと、衝動的になりやすいことが知られている。  また、セロトニンの働きの低下は不安やうつと関係している。

⑥衝動性のコントロールがうまくできる人は、セロトニン系の働きが良く、危険な行動や耽溺(たんでき・・・不健康な遊びにおぼれること)的行動にも走りにくく、さまざまな危険を避けられるだけでなく、ストレスや不安レベルが低く、病気にかかりにくいのではないかという推測も成り立つだろう。

⑦そして、第三の理由として考えられるのは、真面目で自己コントロールのできる人は、健康的な生活環境を手に入れやすいということである。  実際にこのタイプの人は、より安定した職業生活、より安定した結婚、より安定した対人関係を長く保つ傾向がみられる。  それによって波乱を避け、生活の安定を維持し、無用のストレスを減らし、間接的に健康を守り、結果的に長寿に寄与するということになるのだろう。


2.①愛されることや世話をされることよりも、愛すること、世話をすること、人の助けになることが生存を守るということが、理論ではなく事実として、しかも80年という長期に及ぶデータによって裏付けられたことは大いなる救いを与えてくれているように思う。  (中略)

②実際、(フリードマンの研究の基になった)ターマンの研究の対象者の中でもっとも長寿を享受したのは、人に優しく接し、思いやりがあり、進んで人の助けになろうとした人たちであった。  エゴイスティックに自分の利益だけを優先し、思いやりや親切心に欠けた人は長生きできなかったのである。』

今年もあと10日になりました。  早いな~。

来年も、自分だけでなく周りの人たちがより幸せになれるよう、真面目に生きたいと思います。  それで長生きできるなら、こんなに良いことはありません(笑)

TOP↑

椅子と日本人

『アゴを引けば身体が変わる』(伊東和磨著 光文社新書)を読みました。  『講義7 椅子と日本人』から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①皆さんは、どのような座り方が正しいとお考えだろうか。  おそらく、背筋がピンと伸びて、股関節と膝関節が90度になっている姿を想像されたのではないかと思う。

②膝と股関節が直角になった着座姿勢を長時間維持するのは容易なことではない。  人間の骨盤を横から見ると逆三角形の形をしていて、坐骨の先端がやや尖っている。  そのため、平坦な座面に座ると大体の裏の筋肉に引っ張られ、自ずと骨盤が後傾してしまうからである。

③これまで企業や学校に出向き、ビジネスマンや学生が座っている姿勢を観察してきたが、足裏全体が地面についている人はほとんどいなかった。  足の裏が地面についていないと、上半身の重さが全て腰に集中してしまう。

④机を先に決めてから椅子を購入する人が多いのだが、これは順番が逆である。  自分の脚の長さに合った椅子を購入してから、その椅子に合う机を選ぶべきなのだ。

⑤リラクゼーションを求めるのであれば、座面に奥行きがあって背もたれが包み込んでくれるような椅子がよいが、仕事や勉強で使う椅子は、座面の奥行きが浅く、自然に開脚して骨盤が立ちやすいものが向いているだろう。

⑥身体に最も負担の少ない理想的な座位姿勢は、乗馬の姿勢である。  馬の鞍に座ると、自然と開脚し、骨盤が前傾する。  このとき腰への負担が最小限となる着座姿勢になるのだ。  しかも、股関節の開きが40度になり、足がしっかりと鐙(あぶみ)に支えられているので、上体を真っすぐに保ちやすくなる。

⑦足裏が地面につかない椅子しかない場合、私は足元に足台を設置して座るようにアドバイスしている。  足台の高さは、椅子に座ったときにひざが股関節よりも少し高くなる程度に調節する。  左右二つの足台は、脚を40度くらい開いたところに置くと、骨盤を前傾姿勢に保ちやすくなる。

⑧毛布やバスタオルを丸めて背もたれと座面の角に置き、座面の先端の方に座ると、自然と骨盤が前傾するのでお勧めである。

⑨座るときにスタンスを広めにとり、骨盤を前傾させて尻を座面と背もたれの角に差し込むことである。  背もたれと座面の角に尻を差し込めば、上体を起こしたときに仙骨が背もたれに密着して、腰を丸めようにも丸めなくなるのだ。  このように座らない限り、猫背を予防するのは難しい。

⑩もう一つ、両手を腿の上か机の上に置いて突っ張り棒の代わりにしておくと、状態が前に倒れ込むのを抑制することができる。  先人たちが行儀よく腿に手を置いていたのは、そうすることで、無意識に姿勢が崩れるのを防ぐためだったのかもしれない。

⑪姿勢が崩れてきたら、再び尻を座面と背もたれの角に差し込むようにして姿勢を正すようにしよう。  大事なことは、姿勢を固定することなく、小まめに変化させることである』


インドにはやはり野良牛がいました。  現地の人は「コミュニティーで飼っている」という言い方をしていましたが。  でも、南インドのコインバトールで見た野良馬と野良ゾウは何だったんだろ~(笑)

TOP↑

首と坐骨

健康に関して2冊の本を読みました。  それぞれ抜粋し、番号を付けて紹介します。

1.『副交感神経アップで健康になれる!』(松井孝嘉著 朝日新聞出版)

『①患者さんの治療と研究を続けていくうちに、首のうしろのあたりに自律神経の働きのキーとなる「副交感神経センター」の存在を確認したのです。

②他の病院で原因不明とされ私の病院にいらっしゃった自律神経失調症の患者さんの研究をすすめていくと、その原因が首のこりにあることを発見するにいたりました。  そういう人が急増したのは、パソコンや携帯電話などうつむいたままの首に悪い生活スタイルに大きく変化したことが一因となっています。

③首のケアをきっちりと行えば、副交感神経の働きを高めることができ、より快適な生活を送ることができます。  そのためには、この本でご紹介する、(1)朝・晩の体操、(2)首を温める、(3)精神のリラクッス、これを行ってください。』


2.『たった3センチで人生が変わる座り方』(片平悦子著 朝日新聞出版)

『①解剖学的には骨盤こそが身体の要なのです。  腰を楽にするには、骨盤を解剖学的に正しい位置にセットする必要があります。  昨今は骨盤の重要性が認識されるようになり、骨盤矯正のための体操やグッズなどが評判になっています。  それ自体は歓迎すべきことですが、どんなに運動やトレーニングをしたところで、悪い座り方をしていたら元も子もありません。

②骨盤とは、坐骨、腸骨、恥骨、仙骨、尾骨などの総称です。  仙骨のお腹側には、蜘蛛の巣状に副交感神経がはりめぐらされています。  骨盤が後ろに傾くと仙骨に負荷がかかり、そのすぐ裏にある副交感神経の働きが阻害され、骨盤内におさめられている内臓の機能も低下しますが、(正しい座り方で)骨盤を立てると副交感神経が本来の働きを取り戻すのです。

③座り方をお教えしたいと思います。  この座り方のすごいところは、骨盤が正しい位置にセットできるところです。  やり方はとってもカンタンです。  椅子の座面に触れる大きくてゴロゴロした骨、坐骨をいつもより3センチ後ろに引いて座るだけです。  すると、坐骨の前の方で座るようになります。

④脚を組む女性は多いようです。  しかし、これも絶対にやめてほしい姿勢の一つです。  脚を組むと大腿骨の厚みの分だけ、骨盤がねじれます。  ときどき、「片側の脚を組むだけならよくないが、交互に組めばバランスがとれるからよい」と思っている人もいますが、脚を組む、という行為自体が、骨盤を傾けているのです。』

TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT