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「学ぶ」の語源

1.先週の日曜日は西東京のビギナーズカップでした。  午後の部の表彰式後、次のような話をしました。

『①4月21日・22日は東京体育館で国際親善大会が行われます。  世界中から各カテゴリーのトップ選手が参加しますので、ぜひ会場に足を運んで観戦して下さい。  

②「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です。  上手な人の「真似」をするのが、技術上達の近道です。  国際親善大会には皆さんが「真似」をすべき選手がたくさん出場します。』


2.後から調べると、「学ぶ」の語源は必ずしも「真似ぶ」ではないようです。  ネットで見つけた『小松格の『日本史の謎』に迫る』というブログには以下のように書いてありました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①「学ぶ」の語源は、弟子が師を真似ることから、「まねぶ」であるというのが国語学の常識のようになっている。  なぜこのような説が生まれたのか。  

②「まなぶ」と「まねぶ」の音がたまたま似ていることから、著名な国語学者がそう断定したからであろう。  しかし、この説には何の根拠もない。』

「他の説もある」ということでしょう。  でも、『「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です。』と言っても、間違いではないと思います。  


3.4月4日に配信されてきた弁護士の鳥飼重和先生のメルマガに、関連する記述がありました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①他人から学ぶことには、歴史から学ぶことも含まれる。  「学ぶことは、真似ること」という言葉もあるように、なりたい人の真似から新しい自分を創り出すこともある。
  
②ハリウッドの名優、ダスティン・ホフマンはその典型だ。  アカデミー賞の授賞式での、彼のスピーチを紹介しよう。
  
③「私は、ハンフリー・ボガードの熱烈なファンだった。  彼に憧れて俳優になろうと思い、煙草の吸い方から帽子のかぶり方、何から何までボガードの真似をしたよ。  つまり私は、ボガードを真似して真似して、ダスティン・ホフマンになったんだ」( 『人生はニャンとかなる』水野敬也・長沼直樹/著 文響社 )
  
④真似ることは、学ぶ人の個性をも引き出すようである。』

ハンフリー・ボガードって分かるかな~(笑)

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芸を盗むセンス

1.『バカ論』(ビートたけし著 新潮新書)を読みました。  「芸を盗むセンス」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①ただ一つだけ、芸を盗むのは大事なことだと言える。  それも「こいつ上手いな」という奴から盗むこと。

②落語なんか特にそうで、他人の噺や所作を芸の栄養として取り入れて、それで得た力を使って、違う新しいものを生み出す・・・この一連のサイクルは、マニュアル化されたものではないから、教えられるものじゃないけど。

③他の芸人の芸を見て、「俺もあの技をやってみよう」と盗む。  それを「盗みました」とは死んでも言わないけど、盗まれた方からすると、「あれ、あいつおいらのやり方を盗んだな」ってすぐわかる。  運動選手がドーピングで捕まるようなもので、ひとつ間違えると「盗作」とか言われちゃうから、その案配は難しい。

③でも、芸に特許があるわけじゃない。周りに「あいつは勉強したんだな」と思わせれば勝ち。  盗んでただ同じような芸をするのではなく、それを自分のものにして、いかにオリジナルを超えていくか。  超えちゃったら、その時点でもうそいつの芸だから。

④だから何を盗むか、というのは、芸人として問われるべき大事なセンス。  あまり大真面目に語りたくないけど、これだけは確かに言える。  自分が盗むべきものは何か、何を上手いこと取り入れるか・・・。  とりあえずはそれだけを考えておけばいい。  

⑤芸を盗むセンスがなければ、もうどうしようもない。  すぐに辞めて、中野で飲んでいたほうがいい。  そのセンスがない奴は、変な顔をするだけとか、脱いだり奇抜な恰好したりだとか、ただの見世物、フリークみたいなお笑いしかできない。  結局それは、「笑わせている」んじゃなくて、「笑われている」だけ。

⑥それでたまたま結果が出たとしても、たいていは長続きしない。  「一発屋芸人」とか言われるのは、大体そういう奴ら。  それはそれで凄いことだけど。』

空手でも、上手な人の技を盗んで、真似をすることが、上達への一番の近道です。  「学ぶ」の語源は「真似ぶ」ですから。


2.今日はNFLのカンファレンス・チャンピオンシップが行なわれました。  AFCではニューイングランド・ペイトリオッツが、NFCではフィラデルフィア・イーグルスが、それぞれチャンピオンになりました。  第52回スーパーボウルは2月5日(日本時間)です。  私が応援するペイトリオッツの2連覇(6回目の優勝)がかかっています。

午後から、東京も4年ぶりの大雪になりそうです。  皆さん、足元には注意して、くれぐれもケガのないようにして下さい。

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体が脳をコントロールする状態までやる

明けましておめでとうございます。  今年もよろしくお願いします。

新年早々、帯状疱疹にかかりました。  過去にわき腹に出たことがあるのですが、今回は右腰です。  発疹がお尻に出て座ると痛いのに加え、排尿障害が起きました。  ですから、ソファーに横になってテレビを観て過ごしています。

1月3日はアメリカンフットボールの日本選手権ライスボウルを観ました。  2連覇を狙う社会人王者の富士通が、27年ぶりに学生王者となってライスボウルに出場する日大を37対9で下しました。

日大と言えば、かつて篠竹幹夫という名監督が44年間の在任期間中17度の学生王座に導く、名チームでした。  ライスボウルでも、前回出場した1991年に3連覇を達成しています。  日大チーム(愛称はフェニックス)に関する新聞記事から抜粋して紹介します。

(1)ライスボウル前の新聞記事より
①2017年12月29日・朝日新聞・・・ライスボウル3連覇達成時の主将・佐々木康元さん(48)の談話

『僕らのときは篠竹幹夫監督がいて、現在の内田正人監督がコーチ。  練習は午後3時から10時、11時まで。  合宿所でも監督が一緒。  笑うのも忘れるほどの緊張の日々でした。  

主将になってからは3連覇のプレッシャーが重かった。  秋のリーグ戦に入っても苦しい試合が続き、食事ものどを通らない。  90キロあった体重は77キロに減った。  実戦形式の練習を繰り返して、体が脳をコントロールする状態までやりました。

ライスボウルに勝つと、篠竹監督が「男になったな」と言ってくれた。  もう、ボロ泣きです。』

②2018年1月3日・朝日新聞

『チームとして昨年1月から、練習前に計2500ヤードものダッシュを敢行。  試合形式の練習は2万5千プレーに。

常勝時代の猛練習が復活し、約20人の退部者も出たが、熱き山崎主将のもと、昨季のリーグ4位からライスボウル出場まではい上がった。』

③2018年1月3日・日経新聞

『大一番にも気負いはない。  「勝っているのは練習量くらい」という内田監督は、ハードな練習の上に築いてきた今季のチーム力をそのままぶつけるつもりだ。』


(2)ライスボウル後の新聞記事より

2018年1月4日・朝日新聞

『昨年1月9日、内田監督が復帰して最初の全体練習は7時間に及んだ。  1時間ぶっ通しのダッシュに、この時期では異例の実戦形式の練習。  常勝時代の猛練習が復活した。  汗にまみれ、はいつくばって、日大フェニックスは復活した。

この日、攻守の先発22人中9人が1、2年生。  1年生のWR林裕嗣は「あと3回ここへ来て、勝ち取ってみせます」。  赤い目で宣言した。』

創意工夫の重要性を強調するため、以前から選手指導において、「(体だけでなく)脳みそにも汗をかけ」と言ってきました。  最近は改定ルールにおける技術習得のため、反復練習の必要性を感じています。  つまり、道場稽古で分かって出来たとしても、全日本大会等の本番において無意識に出せないものは、まだ「技(わざ)」とは言えないからです。

(1)①の日大・佐々木元主将の「実戦形式の練習を繰り返して、体が脳をコントロールする状態までやりました。」という言葉に感銘を受けました。  


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