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長く空手を続けることの意義

1.私が極真会館総本部道場に入門したのは1971年8月ですから、今年の8月で47年になります。  東京城西支部を開設したのは1978年8月ですから、今年でちょうど40年です。

私自身の長い経験を踏まえて、審査会や試合会場で、審査会や試合に参加する意味について話をします。  また同じく、長く空手を続けることの意義について話をすることもあります。

最近の城西支部ホームページで、その点に関するコメントを見つけましたので、改めて紹介します。

①3月6日にアップされた城西支部レポートから・・・岡部慎太郎の昇段レポート

『自分は、年中から空手を始めました。  母が武道をさせたいという気持ちがあり、見学に行きました。
 
少年部の頃は、試合に出るものの、一回戦負けが多く、このまま続けて良いのかと思う時もありました。  しかし小学校6年生の時に、内部試合で中学生の部に出場した時に、中学生に勝ち優勝する事ができました。  年上の人に勝てたということが自信になりました。

その自信もきっかけになり、鎌田先生のすすめで始めたウェイトトレーニングでも体力的にも自信がつきました。  そのおかげで昨年は、極真祭3位や関東大会で優勝することができました。  あの時の優勝が無かったら、極真祭で入賞することは無かったと思います。

山田師範がいつも言われているように、『負けても続けることが大事』という言葉の意味が良くわかりました。』


②3月7日付け指導員ブログの道場生インタビューから・・・八幡幼稚園空手教室・吉澤 遥輝くん(年長)のお母さんのコメント

『空手の魅力について・・・試合や審査、試割り会など、緊張する機会が多くあるところです。  今後様々なシチュエーションで緊張の場面があるかと思いますが、メンタルコントロールがうまくできる子になってほしいと思います。  不安に感じたらどうするか、夜寝つけない時はどうするか、今後の空手の緊張の機会を大事に、己をよく知って欲しいと思います。』

先日の平昌オリンピックを観ていても感じましたが、実力を発揮できた人と、実力を発揮できなかった人とがいます。  実力を発揮できた人が緊張を感じていなかったかと言えば、そんなことはなかったと思います。  つまり、「緊張を感じても実力を出せる人」と「緊張を感じたら実力を出せない人」とに分かれるわけです。

その一番の対処法は「場数を踏むこと」、つまり緊張するような場面をより多く体験することです。  遥輝くんのお母さんが言われるように、極真空手の道場にはその機会がたくさんあります。  城西の少年部には、将来是非「勝負強い大人」になってもらいたいと思いますし、岡部慎太郎のように長く空手を続けていけば、必ず「勝負強い大人」になれると信じています。


2.岡部慎太郎の昇段レポートの最後に、私にとって嬉しい次のような一言がありました。  

『将来は、東京城西支部の代表選手になり、全日本大会などで活躍できるように頑張ります。』

「年中から空手を始めた少年部が、城西の代表として全日本大会で活躍する場面が見られる」ことにまさる指導者としての喜びはありません。

慎太郎にはそれだけの可能性を感じます。  

森善十朗も鎌田翔平も高校卒業して上京後、最初の試合は2回戦負けでした。








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身体に覚えさせる

1.セ・パ両リーグ(ヤクルトと西武)で日本一となった“名将”広岡達郎さんが書かれた『広岡イズム』(ワニブックス)を読みました。  「理論は超越しなければいけない。」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①理論を理解しただけで「できる」「わかった」と思うのは間違いです。  理論は超越しなければいけません。  そのために練習があります。  理論を頭で考えているうちは、何ごともうまくはなりません。  反復練習によって理論を身体に覚えさせてこそ、「わかった」「理解した」といえるのです。  野球の特守や特打もそのためにあります。

②特守は千本ノックとも呼ばれます。  始めはスタンドの目も意識して、かっこよく捕り、投げようとしますが、やがてフラフラになり、飛んでくる球を見るのがやっとになります。  球以外は何も見えなくなり、無我夢中でボールに飛びつくだけのくり返しになります。  そのときに余分な力が抜け、身体が本来の守備のあり方を覚えるのです。  基本とは頭で覚えるのではなく、汗とドロにまみれて身体に覚えさせてこそ身につくものです。

③特打も同じです。  始めは元氣ですし、周りによいところを見せようと力が入りますが、疲れてくると、やがて球だけしか見えなくなり、ただ来た球を打つだけになります。  この状況と境地に入ると、全身の余分な力が抜け、スコーン、スコーンとよい当たりが出始めます。  これが大事なのです。』

全日本大会前の朝練での、捌きの稽古も、反復回数が少なかったのかもしれないな~(笑)


2.以下は、久しぶりに本郷孔洋先生のメルマガからの引用です。

『号外

新聞売り場で一人の売り子が、大声で新聞の内容を叫びながら売っている。
 
「号外、号外、一日に48人の人が詐欺に引っかかった。」
 
「オイ、その新聞一部くれ。」
 
「はい、ありがとうございます。  さあ号外、号外、一日に49人の人が詐欺に引っかかった。」
                        
                                                (ジョーク集より)』

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弱くても勝てる 強くても負ける

『弱くても勝てる 強くても負ける』(石浦外喜義著 幻冬舎刊)を読みました。  著者は鳥取城北高校校長・相撲部総監督で、教え子の現役力士には照ノ富士、逸ノ城、貴ノ岩、石浦(著者の息子)、山口がいます。  本書から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①小学生レベルでの相撲は、体が大きいだけで勝っているケースも少なくないようです。  (中略)  それに対して、小学生から中学生を過ぎ、やっと相撲が取れるようになってからの高校生が伸びる率は極めて高く、それで私は、相撲はあまり早くからは芽が出ない競技だと思っているのです。  あの大鵬にしても、子どものころは小柄だったそうです。  (中略)

②一方、子どものころ、小さくて体格に恵まれなかった子どもは、勝つために技術を身につけます。  たとえば、白鵬が190センチ以上もあるのに、出し投げを打つことができるのは、体格に恵まれていないころ、そうした技術をしっかり身につけたからです。  

③鶴竜や日馬富士にしても、前みつを取ったり、出し投げを打ったり、相手の足を取ったり、いきなり腰を沈めて相手のふところに飛び込んだりと、白鵬同様、多彩な動きで相手を翻弄します。

④彼らは、いずれも入門時はもっと小さかったのです。  いろいろなことをやらなければ勝てないので、これだけの技を身につけ、大きくなってからもそれを駆使できるから強いのでしょう。

⑤高校生ぐらいの年齢になってから勝てるようになる人間は、概して、それまでは体も小さく、相撲も弱いのです。  それでも相撲が好きで、頑張って続けてきた子供が、18歳ぐらいから急に大きくなったときに強さを発揮するわけです。』

極真の少年部の試合でも、体格にまさる選手が有利になりがちです。  チーム城西の少年部の中にも、技術は優れているのに体格差が原因でなかなか入賞・優勝に手が届かない選手が、私が思いつくだけで何人もいます。  

また、小学・中学生時代になかなか勝てなくても、高校2・3年生ぐらいから強くなり、試合に勝てるようになったケースをこれまで何人も見てきました。      

国際親善大会後のブログ(4月17日)にも『「10年・20年の計」の強化でよいのだと思います。』と書きました。  大事なことは長期的な展望で、あきらめずに、コツコツと稽古を続けることだと思います。

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