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第25回全関東大会

昨日は水戸で関東大会でした。  以下は入賞した選手についてのコメントです。

① 諸岡 幸乃・・・小学2年生女子の部・第3位。  気迫あふれる試合内容でしたが、準決勝で技有りを取られました。  気迫があるのはよいことですが、一方で冷静さを保っていることも必要です。  私はよく選手に「カッとなって冷静に」と言っています。  以前指摘したラッシュの中で頭が揺れる癖は、大分修正されてきました。

②小野 そら・・・小学4年生女子の部・第3位。  体幹の強さを活かした安定した組手をします。  今後はその中に上段への蹴りなど、攻撃の上下への振り分けが必要です。  また、持ち味である突きや下段廻し蹴りをより正確にすることによる威力アップも望まれます。

③鈴木 奏成・・・小学5年生男子+35キロの部・第3位。  体格が大きく、上段への蹴りもうまく、順調に勝ち上がりましたが、準決勝で上段への蹴りで技有りを取られました。  まだ全体の動きに雑なところが見られますが、今後試合経験を重ねていけば徐々にまとまった組手になってくると思います。  

④福永 悠莱・・・小学6年生女子-40キロの部・第3位。  準決勝で上段への蹴りで技有りを取られました。  先ほどの諸岡 幸乃や鈴木 奏成もそうですが、内容的に押していても一瞬のスキを突いた上段への蹴りをもらうと、挽回することは難しくなります。  上段への蹴り、特に直線的な前蹴りや横蹴りをよける練習が必要です。

⑤田中 碧波・・・中学1年生男子-50キロの部・第3位。  オールラウンドなまとまった組手をします。  特に相手との間合いの操作に非凡なものを感じます。  今後は接近戦での打ち合いに対する対応力の向上が不可欠です。  突きの強化、ラッシュ力、打たれ強さなどが課題となると思います。

⑥金子雄大・・・中学2・3年生男子-55キロの部・優勝。  今年の極真祭での3位入賞に続く今回の優勝です。  その時も書きましたが、雄大に2年近く勝てない時期がありました。  今回は小学5年生頃の強い雄大が戻ってきた印象です。  

城西の少年部に、雄大から学んでもらいたい点が二点あります。  一つは今書いた「勝てない時期があってもあきらめずに稽古を続けること」です。  もう一つは「上段への蹴りのタイミング」です。  雄大の上段蹴りはノーモーションで不意を突いて蹴るため、技有りが取れるのです。  「蹴るぞ、蹴るぞ」という意識が強いとどうしても相手に分かってしまいます。  逆に入賞した選手も含め、何人もの城西の選手が、そのようなノーモーションの上段前蹴りや横蹴りで技有りを取られて、敗退するシーンを昨日は見ました。  

⑦ 伊豆山 裕太・・・一般新人戦-70キロの部・優勝。  決勝戦まで別次元の強さを発揮しました。  上段蹴りや膝蹴りに威力とスピードがありました。  今後は強い突きが加われば、上級の部でも戦えるとようになると思います。  最近は少年部上がりの選手が全日本大会などで活躍していますが、かっては高校卒業後に空手を始める人がほとんどで、城西でいえば大西靖人(15回大会チャンピオン)などもその一人です。  要は意識の持ち方次第です。

⑧奥山 一石・・・一般男子新人戦+70キロの部・優勝。  攻撃の威力、打たれ強さ、手数など安定した組手で優勝しました。  まだ組手全体の動きがかたいので、そこに柔らかさが欲しいところです。  伊豆山同様、大きな大会を目指して稽古に励んでもらいたいと思います。

⑨ 楠 幹太・・・一般男子新人戦+70キロの部・準優勝。  組手にメリハリがあり、まとまった戦い方をしますが、爆発力・ラッシュ力が不足しています。  奥山との同門決勝はその差が出ました。  スタミナトレーニングによる心肺強化、サンドバックやミットを使った連打の練習が必要でしょう。

⑩旗手 浩・・・壮年45歳~49歳-70キロの部・優勝。  安定した組手で無難な勝ち上がりでした。  間合いの取り方やポジショニングがうまく、相手の力を上手にいなしている印象を持ちました。  これまでも入賞のたびに書きましたが、ウェイトトレーニングによる突き蹴りの威力向上が図れれば、さらに楽な試合運びができると思います。



選手・セコンド・応援の皆さん、お疲れ様でした。  私も、8面コ-トで同時進行の中、城西の選手を見逃さないようにするのにちょっと疲れました(笑)





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第49回全日本大会

11月3・4日は第49回全日本大会でした。  城西支部からは6名の選手が出場しました。  気付いたことを書いてみます。

①亘和孝(ゼッケン16番)・・・3回戦で安島喬平選手と対戦し、本戦4対0で判定負けしましたが、敢闘賞を受賞しました。  序盤は下段廻し蹴りで若干崩されるような場面も見受けられましたが、後半は逆に場外に押し出すような突きのラッシュも見られ、内容的にはさほど差がないようにも感じました。  今年のウェイト制大会の軽量級では準決勝の一本勝ち、決勝の技有りと、突きの威力が目立っていましたが、無差別の今大会では両手押しを混ぜた突きの連打と下段廻し蹴りが効果的でした。  来年4月のウェイト制大会に向けて、パワーとスタミナの一層の強化と、新ルールの足掛けや捌きなどの研究が望まれます。

②加賀健弘(ゼッケン25番)・・・3回戦で今年の世界ウェイト制・中量級チャンピオンの大澤佳心選手に本戦3対2で判定勝ちし、4回戦で南原健太選手と対戦しましたが、序盤で両手押しからの右上段内廻し蹴りで技有りを取られてしまいました。  実力が拮抗した選手の正面に立ち続けるという癖は、左右に回り込むことで若干解消されていましたが、接近戦でのスネ受けと、近い間合い・遠い間合いの出入りに課題を残しました。  スピードがあり、運動神経もよいので、今後は「上手い組手」が身に付くよう、研究・工夫・反復による癖づけが必要です。

③竹岡拓哉(ゼッケン49番)・・・2回戦で足掛け下段突きの技有り、3回戦で下段廻し蹴りの一本を取りました。  何度か相手の蹴り足に手がかかり、捌こうとしていましたが、いまひとつ技術が身に付いていませんでした。  それでも、今年のウェイト制決勝戦の胴廻し回転蹴りへの下段突きや今回の足掛け下段突きなど、城西では鎌田翔平に次ぐ新ルール対応力だと思います。  

気持ちの強さが竹岡の持ち味ですが、4回戦で本戦判定負けした荒田昇毅戦のような重量級の選手と戦うときは、その気持ちの強さが裏目に出てしまいます。  もう少し冷静になって相手の攻撃をかわすような工夫が必要です。

④奥寺勇輝(ゼッケン73番)・・・2回戦では江戸崇真選手から右上段内廻し蹴りで技有りを取り、3回戦で95㎏の谷川聖哉選手に延長戦で判定負けしましたが、新人賞を受賞しました。  技の切れ、スピードは申し分ないのですが、65㎏と軽量でなおかつ重心が浮いたようなフットワークを使うため、どうしても組手が軽く感じます。  ウェイトトレーニングによる体重増と、安定した運足の工夫が大切です。  かっての軽量級の名選手、田ケ原正文支部長のような運足が理想です。

⑤石崎恋之介(ゼッケン88番)・・・3回戦でアレハンドロ・ナバロ選手に本戦判定負けしました。  竹岡と同様に、何度か相手の蹴り足に手がかかり、捌こうとしていましたが、いまひとつ技術が身に付いていませんでした。   ただ、松井館長も言われていましたが、動きは格段に良くなっています。 突きと下段廻し蹴りのバランスが良く、 また、接近戦でのスネ受けはほぼ完ぺきでした。 

竹岡・加賀・石崎の3人が城西に移籍してきてから4年が経ちました。  3人すべてに言えることですが、これからは自分なりの持ち味を生かした「上手い組手」の研究が望まれます。  「上手い組手」とは「相手の攻撃をまともにもらわない・かわす、自分の攻撃を相手に防御されずに的確に伝える」という意味です。  もっと言えば「相手に自分の組手をさせない」ということです。  田ケ原正文支部長や森善十朗にはそれがあったので、軽量級・中量級でも上位に行けたわけです。  今から「上手い組手」を身につけることはそう簡単ではありませんが、その気になればできないことはありません。

肉体的には、強い体幹を持ちながら、相手の攻撃をその体幹で壁のように受け止めるのではなく、柳のように受け流すイメージです。  心理的には、熱い心を持ちながら、試合中にその熱さを前面に出すのではなく、戦っている相手だけでなく自分自身のことすら冷静に観察する、といった感じです。  その二つが「上手い組手」には欠かせません。    

今日の全国支部長会議の前に田ケ原支部長と話をしましたが、ある時期、運足の稽古だけで毎日1時間くらいやっていたそうです。  チーム城西に所属するメリットは指導者・選手が多く、合同稽古の機会に恵まれていることです。  デメリットは、それが故に自分一人の自主トレによる創意工夫の時間が少なくなりがちなことです。

⑥鎌田翔平(ゼッケン128番)・・・決勝・再延長戦の残り1秒で出した右後ろ廻し蹴りに、右横蹴りによる前押さえを高橋佑汰選手に合わされ転倒し、技有りを取られました。  こういうことがあるのが新ルールの怖さです。  松井館長も言われていましたが、準決勝までを見る限り、頭一つ抜きん出ているようにも見えました。  しかし、勝負というのは結果がすべてです。  最終的に我々が目指しているのは、2年後の第12回世界大会です。  ある意味では、その大舞台で今回のようなことが無いようにという、勝負の女神の教えだと思います。  試合に向けての日々の稽古、直前の準備段階、当日の心構え、などにおいて、何か足りないものがなかったのか、正確な検証が必要です。

2015年2月1日のアメリカンフットボール(NFL)のスーパーボウルを思い出します。  前年の覇者、シアトル・シーホークスがニューイングランド・ペイトリオッツと対戦し、試合終了26秒前にあとたった1ヤード(91.44cm)進めば勝つのに、なぜかランでなくパスを選択し、そのパスをインターセプト(奪われること)され、勝利を逃しました。  私はペイトリオッツ・ファンですから大喜びでした。

今回は残り1秒のちょっともったいない敗北でした。  不思議なことに、どちらも第49回目の大会です。

でもまあ、これだから人生は面白いのかもしれません。  選手・セコンド・応援の皆さん、お疲れ様でした。 

優勝した佑汰、育てた川本支部長、おめでとう!  私にとっては、田中健太郎・羽田支部長、安島喬平・鴨志田支部長に続く3人目の孫弟子チャンピオンです。 

      

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ブログ10周年

1.2007年9月3日にブログを開始しました。  ですから、昨日でちょうど10周年です。  速いな~(笑)


2.この10年間の全日本ウェイト制・全日本・世界ウェイト制・世界大会などにおけるチーム城西の結果を時系列で列挙してみます。

2007年11月16~18日 第9回世界大会 出場者なし

2008年6月14・15日 第25回ウェイト制 入賞者なし  

2008年11月1・2日 第40回全日本・第8位 森善十朗

2009年6月6・7日 第26回ウェイト制・重量級・第4位 鎌田翔平

2009年8月23日 第4回世界ウェイト制・中量級・優勝 森善十朗

2009年11月21・22日 第41回全日本・第7位 森善十朗

2010年6月12・13日 第27回ウェイト制・軽重量級・準優勝 森善十朗

2010年11月20・21日 第42回全日本・準優勝 森善十朗・第6位 小林大起・第8位 鎌田翔平

2011年6月12・13日 第28回ウェイト制・中量級・優勝 竹岡拓哉(横浜川崎支部)

2011年11月4~6日 第10回世界大会 入賞者なし

2012年6月9・10日 第29回ウェイト制・中量級・優勝 森善十朗・第4位 竹岡拓哉(横浜川崎支部)・軽重量級・優勝 小林大起・準優勝 鎌田翔平

2012年11月3・4日 第44回全日本・第7位 鎌田翔平・第8位 森善十朗

2013年4月28日 第5回世界ウェイト制・中量級・優勝 森善十朗・軽重量級・準優勝 鎌田翔平

2013年6月1・2日 第30回ウェイト制・中量級・準優勝 竹岡拓哉・軽重量級・準優勝 石崎恋之介

2013年11月2・3日 第45回全日本・第5位 鎌田翔平

2014年6月7・8日 第31回ウェイト制・中量級・準優勝 加賀健弘・軽重量級・第4位 竹岡拓哉・重量級・優勝 鎌田翔平

2014年11月2・3日 第46回全日本・第3位 森善十朗・第4位 鎌田翔平

2015年6月6・7日 第32回ウェイト制・中量級・第4位 加賀健弘・軽重量級・準優勝 竹岡拓哉

2015年11月20~22日 第11回世界大会 入賞者なし

2016年6月4・5日 第33回ウェイト制・中量級・第4位 加賀健弘・軽重量級・優勝 石崎恋之介・準優勝 竹岡拓哉・重量級・優勝 鎌田翔平

2016年11月5・6日 第48回全日本・優勝 鎌田翔平

2017年4月16日 第6回世界ウェイト制・優勝 鎌田翔平

2017年6月3・4日 第34回ウェイト制・軽量級・優勝 亘和孝・中量級・優勝 竹岡拓哉・軽重量級・第4位 石崎恋之介

2017年6月24日 オールアメリカン・オープン 2017・第4位 加賀健弘

漏れがあったら教えてください(笑)


3.こうやって並べてみると、大変な大会の数ですね。  でも一つ一つの大会を、その時の嬉しさや悔しさとともに鮮明に思い出します。   選手の皆さん、素晴らしい思い出をありがとう。  次の10年も、どんな結果が生まれるか、楽しみです。 

  

 



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