| PAGE-SELECT | NEXT

2017国際親善大会・第6回世界ウェイト制大会

一昨日は2017国際親善大会、昨日は第6回世界ウェイト制大会でした。  チーム城西の結果と気づいたことを書いてみます。

1.4月15日(土)2017国際親善大会

①江島陽向(組手6歳男子の部第3位)・・・準決勝で身長で15cm・体重で7kg大きな選手に判定負けしました。  私がいた本部席から遠い第11コートでしたので、森善十朗に確認したところ、「相手選手は身長が高く、動きの速い選手でした。  ボディーに膝蹴りや前蹴りを多く蹴られ、お腹を効かされて動けなくなり、3-0(審判は3人制)の判定負けです。」とのことでした。  次に同じような大きな相手と当たったときにどう戦うべきか、ぜひ研究してもらいたいです。

②中水流梨央(型10歳の部優勝・組手10歳女子+35kg級準優勝)・・・型については「力強さ」と「一つ一つの技の伸び」が評価されたように感じました。  組手の決勝戦の相手は身長で10cm・体重で12kg大きな選手です。  序盤はうまく戦っていましたが、瞬間的な隙をついた上段前蹴りで技有りを取られました。  自分より手足の長い相手と戦う時、リーチにまさる相手の「出会いがしら」と「離れ際」の上段への攻撃には注意が必要です。  残念ながら連覇はなりませんでしたが、型と組手の両方で決勝に進むということは大したものだと思います。  組手での次回の雪辱に期待します。  

③林秉天(組手壮年40~44歳以下-70㎏級第3位)・・・第9コートも遠かったので、森に確認したところ「前半は打たれすぎており、後半はまとめきれず、3-0の判定負け」とのことです。  昨年の準優勝に続き、安定した成績を収めています。  でも、ここから一歩抜け出るには、昨年のブログにも書きましたが、継続的なウェイトトレーニングによるパワーアップが必要だと思います。

④中水流嘉臣(組手壮年40~44歳以下-80㎏級第3位)・・・林さんと同じ第9コートでしたので、森が中水流さんのコメントをもらってくれました。  「準決勝は完全に打ち負けました。  もう1ランク、2ランクも上の打ち合い技術やスタミナを身に付けないと優勝には手が届かないですね。  ただ、ここ一年取り組んできた押すパンチじゃなくて効かせられるパンチを!という課題については改善の兆しが見えはじめたように思います。 旗は3-0で全部向こうにあがりました。」とのことです。  今後の工夫研究に期待します。

⑤吉村基(ユースエリート16歳17歳男子+75㎏級第3位)・・・優勝した高橋扶汰選手に本戦判定負けしました。  試合後に本人にも話しましたが、昨年末の関東大会決勝での高橋選手との試合に比べ「その差は相当に詰まってきたな」との印象を受けました。  特に相手の攻撃に対する下段廻し蹴りの返しが速く、的確でした。  サポーターを付けない一般の試合だったら、下段が効いてくるので違う展開になったかもしれません。  でも、後半になって疲れたのか、突きの連打で場外に押し出されたのは反省する必要があります。  あれがなければ、延長戦も十分にあり得ました。

紙面の関係で入賞した選手のみ取り上げましたが、他の選手についても僅差の判定負けで勝ち上がれなかった試合が多く見られました。  
試合の後などでよく話しますが、「負けた試合の中でも良かった点や向上した点を見つける」ことは、「勝った試合の中でも反省点を見つける」ことと同じぐらいに重要です。  「正確に自分を評価」し、「普段の稽古で、今回の試合で気づいた良かった点を伸ばし、反省点を修正」することが次の試合での勝利につながるのです。  
大山倍達総裁がいつも「早く強くなろうと焦ることはない、じっくり時間をかけて強くなるんだ」と言われていました。  「10年・20年の計」での強化でよいのだと思います。

2.4月16日(日)第6回世界ウェイト制大会

鎌田翔平が重量級で優勝しました。  ここ数年の海外選手の中で、私自身の評価ではオレクサンダー・イエロメンコ選手が実力ナンバーワンです。  そのイエロメンコ選手に危なげなく勝った決勝戦を見て、「この強さは本物だな」との実感を持ちました。  これで昨年の第33回全日本ウェイト制・第48回全日本に続いて負け知らずです。  
ただ、新ルールの応用に関しては若干意識し過ぎており、空回りした印象を持ちました。  全盛期の松井館長について、大山泰彦師範が当時の『パワー空手』紙上に書かれていたコメントが記憶に残っています。  「松井選手の一番優れているところは攻撃の殺気を消せるところだ」というコメントです。  つまり、上段への蹴りでも「当てよう当てよう」とすればするほど、その意図が相手に察知されたり、自分自身が力んだりして、かえってヒットしないものです。  今後の課題と言えばそこだと思います。  無意識のうちに上段蹴り・捌き・足掛けが出ることが理想です。

選手・セコンド・応援の皆さんお疲れ様でした。  私自身も、初日全11コートの同時進行の中でチーム城西の選手の試合を、なるべく見逃しの無いように追うのは、疲れました(笑)  また頑張りましょう。


TOP↑

黒澤浩樹

1.今週・水曜日の午後は松井館長・菊澤院長と一緒に、加藤友康社長の関係する会に出席していました。  その席で菊澤院長に「3月25日に黒澤浩樹が急性心不全で亡くなった」旨の連絡が入りました。

黒澤とは、1996年に対談集『極真対論「勝負の諸相」』(スキージャーナル刊)を出しています。  「まえがき」から抜粋して紹介します。

『黒澤浩樹が私の道場に入門してきたのは、1983年の春だった。  それまで黒澤は他の道場にいたのだが、直前に行なわれた首都圏交流試合に敗れ、初めての挫折を味わっていた。

一方、私の方も前年に行われた第14回全日本選手権大会を最後に選手生活を終え、自分の気持ちを指導者としての気持ちに切り替えつつあった時期だった。

結果的にみると、黒澤と私にとって、これ以上ないという絶妙なタイミングで出会いがあったような気がする。

師弟としての縁を得てから13年の月日が経過したが、その間の関係は、師弟というより極真空手の頂上を目指すパートナーであった。  そしてある時期から黒澤浩樹という存在は、私にとっての人生の師でもあった。

別に黒澤が私に何かを指導するということではないが、黒澤の選手としての生きざまを近くから見ているだけで、勇気づけられたり、人生を考えさせられたりすることが、ままあった。』

残念ながら、それから2年後の1998年に黒澤は極真会館を退会します。  その後の19年間は音信不通状態が続いていました。  同じように音信不通状態にあった増田章とは一昨年9月の「フルコンタクト空手友好団体化」記者会見の場で20年ぶりに会ったので、時期が来れば黒澤ともまた会える機会が訪れるのかとも思っていましたが、それもかなわぬ夢となりました。


2.「本当のことを言うと、私は君の大ファンでした。  天国に行ったら、大西靖人(2003年1月22日逝去)にもよろしく言って下さい。  君たちは間違いなく今の『城西』の礎を築いてくれました。  おかげさまで、昨年は鎌田翔平が田村悦宏以来24年ぶりに全日本チャンピオンとなりました。

私は今しばらく空手指導に励みたいと思います。  いずれ私も君たちの所へ行くので、そのときはお互いに若かったころの思い出話に花を咲かせて、三人で酒を酌み交わしましょう。」

好漢・黒澤浩樹君のご冥福をお祈り申し上げます。 合掌

TOP↑

2016秋季関東大会

昨日は水戸で関東大会でした。  城西支部からは34名の選手が出場し、8名が入賞しました。  入賞した選手について気づいたことを書いてみます。

①諸岡幸乃(小学1年生女子・第3位)・・・今年は国際親善大会と春季関東大会と城西カップで優勝、極真祭で準優勝と安定した力を付けてきました。  突きと蹴りのバランスの良さと体幹の強さが光ります。  次回は再び優勝できるよう、稽古に励んでもらいたいと思います。

②諸岡怜治(小学3年生男子+30㎏・第3位)・・・前回の城西カップの優勝を機に自信がつき、実力が発揮できるようになってきました。  妹の幸乃同様、突きと蹴りのバランスの良さと体幹の強さが光ります。  今回の優勝者である任選手は、城西カップで怜治が勝った選手でした。  任選手と良いライバル関係になれるよう、精進を重ねて下さい。  

③中水流梨央(小学4年生女子・第3位)・・・準決勝の終盤で、相手選手の胴廻し回転蹴りで技有りを取られてしまいました。  それまでは押し気味に試合を進めていただけに残念ですが、それが組手試合の怖さでもあります。  ちょっとした油断が命取りになるのです。  でも、良い勉強になったと思います。  次回のリベンジに期待します。    

④福永悠莱 (小学5年生女子-35㎏・準優勝)・・・今年の国際親善大会と極真祭で第3位、今回は準優勝と確実に力を付けてきました。  先日の昇段審査会で、「組手中に視線が下を向くので、頭が前に傾き、接近戦で注意を取られやすい」と指摘しましたが、その点も矯正されていました。  次回は優勝できるよう、創意工夫・精進して下さい。

⑤ 岡部慎太郎(中学2・3年生+55㎏・優勝)・・・春季関東大会・極真祭と第3位が続いていましたが、待望の優勝となりました。  突きと蹴りにパワーと威力を感じます。  さらなるウェイト・トレーニングで筋力アップができれば、もっと簡単に勝ち上がれるようになると思います。  技・パワー・スタミナ・精神力ともに将来のチーム城西の代表選手としての可能性を感じます。

⑥佐藤拓海(高校生男子-75㎏・準優勝)・・・決勝戦は延長で減点1を取られ、判定負けしました。  庄司宇天名とともに、森善十朗・鎌田翔平に続く城西支部らしい華麗なる組手の体現者になる可能性を秘めています。  最後のせめぎ合いの場面で精神的な粘りに欠ける試合が続いていたのですが、今回はある程度克服できたと思います。  でも、試合後に本人にも話しましたが、延長戦になって反則を重ねるということは、「勝つことをあきらめて試合を投げている」と見られても仕方がないと思います。  ベースになる心肺機能強化のためにスタミナトレーニングの量を積むこととともに、先日の全日本大会でセコンドについた鎌田翔平の後継者になるんだという強い自覚が必要です。  だって、全日本チャンピオンなった選手のセコンドに2日間マンツーマンでつけるなんて恵まれたチャンスは、そうあるものではありません。  是非そのチャンスを生かしてください。  先日のテレビ放映でもペットボトルを持った拓海が準主役のように映っていました(笑)

⑦吉村基(高校生男子+75㎏・準優勝) ・・・180cm・92㎏と体格にも恵まれ、恋之介・桑瀬・和孝に続くチーム城西の全日本選手候補です。  準決勝で見せた連打や技の組み立てにはセンスを感じました。  今回の決勝戦は実績のある高橋選手に名前負けしたような印象です。  173cm・86㎏と一回り小さい高橋選手の突きの連打で押し出されたのはいただけません。    年下の高橋選手にリベンジすることが、当面の目標ですね。

⑧伊藤駿汰(一般新人戦-70㎏・優勝)・・・準決勝・決勝ともに上段廻し蹴りのキレが際立っていました。  近いうちに全日本クラスの大会に出場できるよう、高い意識を持って稽古に励んでもらいたいと思います。  かって早稲田大学極真同好会を作った東孝・現大道塾塾長は入門から2年半後の第6回全日本大会で準優勝しました。  それ以外にも短期間で全日本のトップ選手になった例はいくらでもあります。  伊藤にはそれだけの可能性を感じます。  要は意識の問題です。

今日から明後日まで中国・北京です。  寒さと大気汚染が心配です。

TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT