2007.10.02 Tue
吉本隆明と谷亮子
1. 『 真贋 』 ( 吉本隆明著 講談社インターナショナル刊 ) を読みました。
吉本先生は、詩人・批評家・思想家で 「 思想界の巨人 」 と呼ばれています。 次女が、作家のよしもとばななさんです。
2. 吉本先生の書かれたものは難解だという印象を持っていましたが、大変読みやすい本でした。
今の世の中をどう見るかという内容でしたが、その中に柔道の谷亮子選手についての記述があり、面白かったので紹介します。
3. ちょっと長くなりますが、そのまま引用させていただきます。
『 ある選手が、田村亮子 ( 文中では谷ではなく、結婚前の姓である田村となっています。 ) は寝技がうまいから、彼女を凌駕するために自分は女子レスリングで寝技のやり方を習うんだ、と言っていました。
ところが、田村亮子が言っていることは、まったく違います。
「私はことさら腕っぷしを強くしようとは思わない。 もちろん、ひととおりはやるけれども、それ以上はやらない。 どこを強化するといった練習もやらない。
自分はただ、この技をかけて相手がそれにかからなかったときには、反射的に次の技が出てくるような訓練、修練をしている」
スポーツは、動物のように反射的に動くほどうまいと言えるわけで、両者の話をテレビ聞いていて、ヤワラちゃんはやっぱり上手(うわて)だと思いました。 あそこまで動物性を高めて強くならなければ日本一にはなれないし、金メダルはとれないということだと思います。 』
4. 谷選手は柔道の48キロ級の選手ですし、極真空手では無差別級の全世界や全日本の大会が最終目標です。
パワートレーニングは必須で、谷選手の発言の前段 ( ことさら腕っぷしを強くしようとは思わない。 ) は当たらないと思います。
しかし、後段 ( 反射的に次の技が出てくるような訓練、修練 ) は道場訓にある 『 一.吾々は武の真髄を極め 機に発し感に敏なること 』 そのものですね。
吉本先生は、詩人・批評家・思想家で 「 思想界の巨人 」 と呼ばれています。 次女が、作家のよしもとばななさんです。
2. 吉本先生の書かれたものは難解だという印象を持っていましたが、大変読みやすい本でした。
今の世の中をどう見るかという内容でしたが、その中に柔道の谷亮子選手についての記述があり、面白かったので紹介します。
3. ちょっと長くなりますが、そのまま引用させていただきます。
『 ある選手が、田村亮子 ( 文中では谷ではなく、結婚前の姓である田村となっています。 ) は寝技がうまいから、彼女を凌駕するために自分は女子レスリングで寝技のやり方を習うんだ、と言っていました。
ところが、田村亮子が言っていることは、まったく違います。
「私はことさら腕っぷしを強くしようとは思わない。 もちろん、ひととおりはやるけれども、それ以上はやらない。 どこを強化するといった練習もやらない。
自分はただ、この技をかけて相手がそれにかからなかったときには、反射的に次の技が出てくるような訓練、修練をしている」
スポーツは、動物のように反射的に動くほどうまいと言えるわけで、両者の話をテレビ聞いていて、ヤワラちゃんはやっぱり上手(うわて)だと思いました。 あそこまで動物性を高めて強くならなければ日本一にはなれないし、金メダルはとれないということだと思います。 』
4. 谷選手は柔道の48キロ級の選手ですし、極真空手では無差別級の全世界や全日本の大会が最終目標です。
パワートレーニングは必須で、谷選手の発言の前段 ( ことさら腕っぷしを強くしようとは思わない。 ) は当たらないと思います。
しかし、後段 ( 反射的に次の技が出てくるような訓練、修練 ) は道場訓にある 『 一.吾々は武の真髄を極め 機に発し感に敏なること 』 そのものですね。