2007.12.11 Tue
男時、女時
1. 昨日紹介した 『 秘花 』 ( 瀬戸内寂聴著、新潮社刊 ) の中で、父の観阿弥(かんあみ)が世阿弥(ぜあみ)に話した言葉が、次のように書かれています。
2. 「 この世の時には男時(おどき)と女時(めどき)があるのだ。
男時はすべてが勢いづく上向きの時、女時とはその反対の、すべての勢いが衰え、不如意(ふにょい)になる時だ。
女時の最中(さなか)に焦ってはならぬ。 自然の勢いには逆らえぬ。 そういう時こそ、じっとわが心を抱きしめて耐えていることだ。 ふたたびめぐってくる男時の訪れを辛抱強く待つのだ。 」
3. 「 確かなことは、何者か、人外(じんがい)の大きなものの意志によって、この世に送り出され、それもまた自分の意志ではなく、この世に生かされているに過ぎぬ。
平凡な人生をたどろうが、善きにつけ、悪しきにつけ、非凡な世渡りをしようが、すべては持って生まれた己が運命に依(よ)る。
男時の栄えに驕(おご)らず、女時の悲運にくじけることなく、己が本分を切に尽くすことだけだ。 」
4. 男時、女時とは世阿弥が書いた 『 風姿花伝(ふうしかでん) 』 に出てくる言葉です。
5. 大辞林を引いてみました。
男時・・・運の向いているとき。
女時・・・運の向いていないとき。 衰運のとき。
6. 今日の朝刊に、 「 数年前に業績が絶好調だったA社の今期の業績は最悪。 」 という記事が出ていました。
人生って、いい時ばかりじゃないですね。 でも、だからこそ面白いのかもしれません。
2. 「 この世の時には男時(おどき)と女時(めどき)があるのだ。
男時はすべてが勢いづく上向きの時、女時とはその反対の、すべての勢いが衰え、不如意(ふにょい)になる時だ。
女時の最中(さなか)に焦ってはならぬ。 自然の勢いには逆らえぬ。 そういう時こそ、じっとわが心を抱きしめて耐えていることだ。 ふたたびめぐってくる男時の訪れを辛抱強く待つのだ。 」
3. 「 確かなことは、何者か、人外(じんがい)の大きなものの意志によって、この世に送り出され、それもまた自分の意志ではなく、この世に生かされているに過ぎぬ。
平凡な人生をたどろうが、善きにつけ、悪しきにつけ、非凡な世渡りをしようが、すべては持って生まれた己が運命に依(よ)る。
男時の栄えに驕(おご)らず、女時の悲運にくじけることなく、己が本分を切に尽くすことだけだ。 」
4. 男時、女時とは世阿弥が書いた 『 風姿花伝(ふうしかでん) 』 に出てくる言葉です。
5. 大辞林を引いてみました。
男時・・・運の向いているとき。
女時・・・運の向いていないとき。 衰運のとき。
6. 今日の朝刊に、 「 数年前に業績が絶好調だったA社の今期の業績は最悪。 」 という記事が出ていました。
人生って、いい時ばかりじゃないですね。 でも、だからこそ面白いのかもしれません。