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我慢

7月20日に配信されてきた公認会計士・藤間秋男先生のメルマガで長谷川和廣さんの言葉が紹介されていました。  長谷川さんは2000社を超える企業の再生事業に参画した国際ビジネスコンサルタントです。  抜粋し、番号を付けて紹介します。  

『1.長谷川和廣氏のメールマガジン「人の心に灯をともす」より

①友人から聞いた話ですが、美輪明宏さんが「仕事はガマン料」と言ったそうです。  名言だと思います。

②どんな仕事でもまず就業時間中はガマンして働く、これが基本です。  しかも、ステップアップするにしたがってガマン料はどんどん増えていきます。

③赤字の再生企業のなかで働いていると、本当に何もかも投げ出したくなるような時があります。  そこで本当に必要なのは、立派な計画書や未来展望図ではなく、ガマンと忍耐力です。

④美輪さんの言葉が素晴らしいのは、「仕事というものは辛くて当たり前」、それが大前提だと言っているところなのです。

⑤どんなに成功しても、そこには常に辛さが横たわっている・・・そう思っておけば、たとえ小さな成功でも自分を幸せにしてくれるのだと思います。


2.『社長のノート』(長谷川和廣著 かんき出版刊)より

①「仕事はガマン料」と言うが、「仕事が楽しくて楽しくて仕方ない、ガマンなどしていないよ」、という人もいるかもしれない。

②しかし、余裕があるうちはいいが、売上が大幅に下がったり、倒産するかどうかという瀬戸際の仕事は辛い。

③追い詰められ、崖っぷちに立たされた時は、誰もが最後のところで、狂気じみた力で、踏ん張る。  そんなときは全てのことが、ガマンと忍耐だ。

④順調な時は楽しい。  大変なのは、逆風吹きすさぶ時。

⑤山本五十六(やまもといそろく・・・第二次世界大戦時の連合艦隊司令長官で真珠湾攻撃の総指揮を取った)の有名な言葉に・・・

『苦しいこともあるだろう  言いたいこともあるだろう  不満なこともあるだろう  腹の立つこともあるだろう  泣きたいこともあるだろう  これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である』

⑥困難な仕事は辛くて当たり前。  どんなに辛くても、じっとこらえてゆくのが必要な時もある。』


『我慢』は私の座右の銘の1つです。  30年以上会社経営していますが、経営者にとって一番大切なのは『辛い局面でじっと我慢すること』ではないでしょうか。

極真空手の修行においても辛いことがいっぱいあると思います。  大会に向けての日々の稽古だったり、試合そのものだったり。  でもその辛さを『我慢』して乗り越えるところにしか本当の喜びはありません。

2008年の第40回大会前、森善十朗に「今回のテーマは『我慢』だよ」と話をしたことを思い出します。

そして第10回世界大会に向けた城西のテーマは『踠(もが)き』です。  詳しいことは大会が終わるまで内緒ということで(笑)。

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日本とアジア

1.先週は中国・大連出張でブログはお休みしました。  3回目の中国ですが、毎回感じるのはその圧倒的なエネルギーです。  

2.2ヶ月ほど前、ある報告書を書くためにアジア各国の人口および高齢者人口割合の推移予測を調べてみました。  紹介します。

『①各国の人口推移(2010年→2050年)

・日本 1億2,700万人→9,500万人

・中国 13億5,400万人→14億1,700万人

・ベトナム 8,900万人→1億2,400万人

・インドネシア 2億3,200万人→2億8,800万人

・インド 12億1,400万人→16億1,300万人

※『世界の統計・第2章 人口』(総務省統計局)より

②各国の60歳以上人口割合の推移(2005年→2050年)

・日本 26.3%→41.7%

・中国 10.9%→31.0%

・ベトナム 7.5%→25.5%

・インドネシア 8.4%→23.7%

・インド 7.9%→20.7%

※『近年にみる東アジアの少子高齢化』(若林敬子著)より』

①を見ると、この5ヶ国では日本だけが人口減少し、他の4ヶ国は人口増加することが分かります。

②を見ると、国ごとに時間的なズレはあるものの、長期的には各国とも少子高齢化社会になることが分かります。

3.①中国で私が感じるエネルギーは人口の多さあるいは若い人の多さだけを原因とするではなく、国を挙げての経済発展政策((とう)小平さんが打ち出した改革・開放政策)にもよるものです。

②今回、街中で昼間からトランプゲームに興じる中年・老年を多く見かけました。  大連での事業パートナーの小林社長(日本人と中国人のハーフでバイリンガル)に聞いたら、中国では女性は40歳、男性は50歳で退職するケースが多いとのことでした。

③異国に行くと、さまざまなカルチャーショックに出会います。  でもそれも、海外に行く楽しみの1つです。

④5月に行った時には大連も結構暑かったし、東京が猛暑続きだったので、今回半そでシャツしか持って行きませんでした。  昼間も22~3度で涼しくてビックリです。  これはカルチャーショックじゃなくウェザーショック?(笑)

  

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潮田健次郎さん

7月1日付け日経新聞夕刊の追想録で4月13日に84歳で亡くなった住生活グループ元会長・潮田健次郎さんを取り上げていました。  前文で『最終学歴は小学校、建具販売から身を起こし、売上高1兆円超の住生活グループを誕生させた苦労人だ。』と紹介しています。  本文から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①「経営手法の根幹に恐怖心があった」。  会社を引き継いだ長男の潮田洋一郎会長は振り返る。

②かねて「オーナー社長は成功も失敗も自分の責任」と話し、晩年も家族に「人生は怖いことばかりだった」と明かした。

③景気が上向くたびに攻めの設備投資を繰り返したのも「このままでは中小企業として埋没する」という恐れの裏返しだったようだ。

④12歳で結核にかかり、20歳近くまでサナトリウム(慢性病、特に結核患者の療養を目的とする施設)で過ごす。

⑤病気が癒えた後に建具の卸から始めて製造業にも進出したがしばらくは赤字続き。  転機は普及し始めていたアルミサッシへの参入だった。

⑥「ここで動かないと機会損失になる」とシャッターなど新分野へ進出を続けた。  買収も繰り返し企業規模を拡大。  2001年には衛生陶器の名門、INAXと経営統合した。

⑦ユニチャーム創業者の高原慶一朗氏は「手堅すぎるくらい堅実な経営は尊敬する」としのぶ。』

空手修行の目的の一つに「恐怖心の克服」があります。  一方、恐怖心があるから練習・工夫するわけで、恐怖心を持っていることは強くなるための必要条件でもあります。

毎週欠かさず観ているテレビ番組に『ダーウィンがきた!』があります。  その中で取り上げられている動物でも、「恐怖心が薄い」(よく言えば「度胸がよい」)ものは、天敵などに捕えられる確率が高いようです。

今年の2月4日、高校時代の友人である一橋大学・米倉誠一郎教授と食事をしました。  その席で潮田洋一郎会長を紹介されました。  

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