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緊張その6

 7月1日に紹介した『いい緊張は能力を2倍にする』(樺沢紫苑著 文響社)の第3章以降から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.「ゾーン」に入る方法

①「ほどよい緊張」と「楽しい」は両立します。  そして、この状態は「ゾーン」と呼ばれます。  (中略)

②脳科学的に言うと、ゾーンはノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンの3つの脳内物質がバランス良く存在した状態と考えられます。  ノルアドレナリンによって集中力と身体能力がピークに達します。  セロトニンがそれらを完全にコントロールします。  さらにそこに、ドーパミンの「楽しい」という気分が加わります。  (中略)

③ドーパミンを出すためには、「この瞬間を楽しもう!」 「お客さんを楽しませよう」と楽しみにフォーカスすることが必要です。  「ああ緊張してきた。  どうしよう」と言うのをやめて、「この緊張を楽しもう」と言葉に出して言うのもいいでしょう。

④あるいは、「ワクワクする!」と言葉に出すのも効果的です。  なぜならば、ワクワクするときに分泌される物質がドーパミンだからです。  (中略)

⑤ハーバード・ビジネス・スクールのブルックス教授が興味深い研究をしています。  (中略)  過緊張する場面で、その前に「ワクワクする!」と言うだけで、まるで魔法でもかけられたようにパフォーマンスが高まるのです!  多くの人は、過緊張してくると、「落ち着こう!落ち着こう!」とつぶやくと思いますが、「落ち着こう!」は逆効果。  さらに、「不安だ!」というつぶやきは最悪です。

⑥また、「ない」とか「しない」とか、否定語で締めくくってはいけません。  ポジティブな言葉を発すると脳はポジティブに向かい、ネガティブな言葉や「否定語」を使うと、脳はネガティブな方に偏ります。


2.セロトニンを活性化する

①緊張の本質は、ノルアドレナリンです。  ノルアドレナリンが過剰に分泌されることで、過緊張になります。  (中略)  セロトニンは過剰になったノルアドレナリンをちょうどいい具合に調整してくれる。  つまり、セロトニンが適切に働く状態を作っておくだけで、過緊張は勝手にコントロールされるのです。

②(前略)セロトニンは笑顔を作るだけで分泌されます。  なぜかというと、セロトニンは表情筋(顔の表情を作る筋肉)をコントロールしているからです。  逆も真なりで、「自然な笑顔」を作るだけでセロトニンの分泌を誘発することができるのです。

③(前略)セロトニンはトリプトファンというアミノ酸がなければ、生成できないので、まずトリプトファンを摂取することが重要です。  (中略)  さらに、トリプトファンが脳内に移行するためには「糖質」が必要となります。  (中略)  セロトニン合成には、ビタミンB6が必須です。  トリプトファン、糖質、ビタミンB6の全てが含まれる食材があります。  それは、バナナです。  セロトニン生成の観点から見ると、最も推奨される食材は、バナナということになります。


3.「情報」=「安心」の法則

①相手の実力は何一つ変化するわけではないのに、「敵」「相手」に対しての情報量をたくさん持っているだけで、人間は安心することができます。  情報を分析することにより、大脳新皮質が偏桃体の作り出す「過緊張」や「恐怖感」を封じ込めることができるからです。

②敵について調べる。  敵の情報をできるだけ集める。  それだけで、過緊張を大きくやわらげることが可能です。


4.感謝する

①過緊張しないためのマインドチェンジ術。  「最も重要な方法を一つだけ言え」と言われたなら、それは、「感謝」することです。  心から感謝すれば、過緊張などおこりえない。  それは、脳科学的な必然です。  

②感謝することによって、セロトニン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトン。  4つの脳内物質が出ることが知られています。

③セロトニンはノルアドレナリンの「ブレーキ」です。  ドーパミンは「楽しい」の源になる幸福物質。  エンドルフィンは、脳内麻薬とも呼ばれ、ドーパミンよりもさらに強い幸福物質。  オキシトンは「癒し」「リラックス」の物質です。  (中略)

④4つの脳内物質の中でも「感謝」と関連して、特に注目すべき脳内物質がエンドルフィンです。  エンドルフィンは他の人に感謝したとき、そして、他の人から感謝されたときにも出ると言われています。  (中略)

⑤ドーパミンも「楽しい」「幸せ」という気分を引き起こす幸福物質ですが、ドーパミンとエンドルフィンが同時に分泌されると、エンドルフィンはドーパミンの幸福感を10~20倍にも増強します。

⑥また、エンドルフィンが出ると痛みを感じなくなります。  エンドルフィンが最強の幸福物質といえるのです。  (中略)

⑦例えば、私は講演の最初に、「本日はお忙しい中、お集まりいただき、本当にありがとうございます」といった挨拶からはじめます。  本当に気持ちを込めて、感謝の気持ちをいっぱい込めて、心から「ありがとうございます」と言う。  そうすると不思議なことに、過緊張がとれていくのです。  (中略)  

⑧心の底から真に感謝できれば、「過緊張」は必ず緩和されるのです。』

 ブログを書き終わって保存するとき、なぜか全文消してしまい、再度書き直しました。  これから朝食ですが、バナナを食べてセロトニンを活性化し、心の平静を取り戻したいと思います(笑) 

 なお、本書中に次の記述がありました。

『トリプトファンは摂取後、速やかに吸収され、すぐにセロトニンの原料として動員されるので、トリプトファンを摂取するタイミングとしては、「朝」が望ましいと思います。』

 心の平静はいいのですが、右手の中指と左手の人差し指の先がちょっと痛いです。  私は左右の一本指でキーボードを叩きます。  短時間で二回分はね~(笑)

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