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名こそ惜しけれ

1.2月14日(日)の夜、NHKで『司馬遼太郎思索紀行「この国のかたち」第2集』を観ました。  テーマは「“武士”700年の遺産」でした。   番組ホームページから内容を抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①日本、そして日本人とは何か?  作家・司馬遼太郎の作品『この国のかたち』を通して、現代の日本人へのメッセージを読み解くシリーズ。

② 第2回のテーマは、“武士”。  司馬が注目したのは、鎌倉時代の武士が育んだ、私利私欲を恥とする“名こそ惜しけれ”の精神だった。  それは、武家政権が拡大する中で全国に浸透、江戸時代には広く下級武士のモラルとして定着したという。

③そして幕末、司馬が「人間の芸術品」とまで語った志士たちが、この精神を最大限に発揮して維新を実現させた。  明治時代に武士が消滅しても、700年の遺産は「痛々しいほど清潔に」近代産業の育成に努めた明治国家を生みだす原動力となった。

④それが続く昭和の世に何をもたらし、どのように現代日本人へと受け継がれたのか-?  「名こそ惜しけれ、恥ずかしいことをするな」。  グローバリズム礼賛の中で忘れ去られようとしている日本人独自のメンタリティに光を当てる。』


2.関連した文章をネットで見つけました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①(前略)ヨーロッパ人からみると、日本人には倫理がないということになります。  もちろん全くそんなことはありません。  

②ひとことで言うと「名こそ惜しけれ」という言葉になります。  よく坂東武者が使う言葉ですが、これは自分という存在そのものにかけて恥ずかしいことはできないという意味であります。  

③おそらく今後の日本は世界に対していろいろなアクションを起こしたり、リアクションを受けたりすることになります。  そのとき、「名こそ惜しけれ」とさえ思えばいいですね。  ヨーロッパで成立したキリスト教的な倫理体系に、このひとことで対抗できます。』(司馬遼太郎全講演4 朝日文庫)


『名こそ惜しけれ』・・・久しぶりに気にかかる言葉でした。  早速、いつも携帯している手帳にメモしました。


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