PREV | PAGE-SELECT | NEXT

戦略は歴史から学べ

『戦略は歴史から学べ』(鈴木博毅著 ダイヤモンド社)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

1.「10倍のペルシャ軍と戦う、ギリシャ世界最大の危機」の項より

『①軍隊における数的有利は直接戦力の増大につながります。  しかし実際には、兵力で劣っていたギリシャ連合が、マラトンの戦い(紀元前490年)とサラミスの海戦(紀元前480年)で勝利しています。  これは、強みがあるだけでは勝てないことを歴史が証明しているともいえます。

②ギリシャ連合がペルシャ軍に正面から攻撃を仕掛けたり、アテネで籠城すれば、圧倒的な大軍のペルシャ軍に悲惨な敗北を喫したでしょう。  逆に、数で優位なペルシャ軍が敗北したのは、大軍の強みを活かした戦い方ができなかったからです。

③勝利は単なる強みではなく、「強みを活かせる状況づくり」にかかっているのです。』

極真の試合でも、自分よりパワーのある相手と戦うとき、②にあるように、正面から攻撃を仕掛けたり、籠城(フットワークを使わずにその場にいつく)すれば、悲惨な敗北を喫するはずです。


2.「敵の防衛力が高い場所を、一貫して避けながら速攻で勝つ」の項より

『①第一次世界大戦で三年間の膠着と膨大な犠牲を払った西部戦線は、ヒトラーと(参謀の)マンシュタイン、ドイツ戦車部隊と爆撃機の電撃作戦で、六週間で完全勝利(1940年6月22日のパリ占領)を迎えたのです。

②ドイツ軍のフランス攻勢は、一貫して三つのことを目指し完勝を成し遂げました。
⑴敵の抵抗がない所から突入する
⑵防御の固い要塞は側面か後背、上空から攻略する
⑶速攻により敵が対応できない間に勝負を決する』

②の⑴~⑶は、極真の試合で勝つために重要な戦略そのものです。  言い換えると、
⑴相手がカウンターや受け返しをしにくい所から攻撃する
⑵防御の固い相手には側面や後背、上空(跳び技や捨て身技)から攻撃する
⑶速攻により相手が対応できない間に勝負を決する

なぜか、今年のウェイト制大会での加賀の試合を思い出しました。 「加賀、やっぱり、“蝶のように舞い、蜂のように刺す”だろ~(笑)」

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT