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第48回全日本大会

11月5・6日は第48回全日本大会でした。  城西支部から6人の選手が出場しました。  気付いたことを書いてみます。

①加賀健弘(ゼッケン24番)・・・4回戦でアショット・ザリヤン選手(第5位入賞・ロシア)に本戦判定負けし、初のベスト8入りはなりませんでした。  今年のウェイト制大会では相手選手の正面に立ち続け、結果として下段廻し蹴りで足を効かされてしまいました。  今回は間合いを外したり、横にずれたりして、工夫の跡が見られました。  3回戦ではニキータ・ガラス選手(カザフスタン)から下段廻し蹴りで一本勝ちするなど技の威力も増してきています。  4回戦では、171センチ・78㎏の加賀に対して、アショット選手は170センチ・75㎏とほぼ同体格ですが、パワー負けしたように感じました。  私が指導する週2回の朝練で見る限り、ケガと病気が多く、稽古量を多く積めないのが気にかかります。  体のケアに気を使い、まずはアショット選手を凌駕するような実力(技・パワー・スタミナ)を付けてもらいたいと思います。

②竹岡拓哉(ゼッケン33番)・・・3回戦で石塚悠太郎選手に上段前蹴りで技ありを取られ、判定負けしました。  今年のウェイト制大会でも対戦しましたが、そのときは竹岡が足掛け下段突きで技ありを取って勝っています。  今回は逆に石塚選手にリベンジを許す形になりました。  ウェイト制大会・軽重量級で2年連続準優勝しており、実力は安定してきていますが、全日本大会では中々ベスト8に手が届きません。  何が足りないのか、自分自身でよく考え、答えを出す必要があります。

③桑瀬隼也(ゼッケン57番)・・・3回戦で荒田昇毅選手(第4位入賞)に三日月蹴りで一本負けしました。  しかし、6月のウェイト制大会(軽重量級ベスト8)、9月の横浜カップ(準優勝)と急速に力を付けてきたように感じます。  構えが若干立ち腰気味なのがちょっと気になりますが、筋力・柔軟性などに素晴らしい素質を持っています。  先輩である森善十朗や鎌田翔平のように、観客を魅了するような選手を目指して稽古に励んでもらいたいと思います。

④石崎恋之助(ゼッケン96番)・・・3回戦で大澤佳心選手に試割り判定負けしました(19枚対20枚)。  正拳・足刀・猿臀まで同数でしたが、最後の手刀で大澤選手6枚に対して恋之介の申告枚数が5枚です。  一昨年のウェイト制大会・軽重量級決勝の竹岡のケースと同じです。  優勝した中村昌永選手が7枚申告し、竹岡の申告枚数は6枚でした。  そのときのブログで、「相手の失敗を待つようなあり方に勝利の女神が微笑んでくれなかったような気がしないでもありません」と書きました。  今回も、相手の枚数が分かるのですから、少なくとも同数の6枚を申告すべきでした。  そこで失敗したのなら、それはそれであきらめがつきます。  過去にも書きましたが、第二の黒澤浩樹(第16回大会チャンピオン)になれる可能性を秘めています。  そのためには脚力がまだまだ足りません。  もし私が恋之介なら、かって大西靖人(第15回大会チャンピオン)や黒澤がやったように、徹底的にスクワットをやり込むのですが。  いずれにしても、今年のウェイト制大会・軽重量級優勝の勢いのまま、ベスト8の壁を突破するのではと予想していただけに残念です。

⑤ルモワンヌ・ファビアン(ゼッケン102番)・・・1回戦でブセボロド・ブセボロドフ選手(ウクライナ)に本戦判定負け。  今年7月の全関東大会で準優勝した際に、相手の蹴りを捌いてからの足掛け下段突きが効果的でした。  ただ、今回はそれにこだわり過ぎたような感じがします。  そのため、捌ききれずに抱え込みの注意を2回取られ、本来の戦い方ができなかったと思います。  もう1回注意を取られると減点1ですから、注意2の後は捌きにいきづらくなるわけです。  意識して捌きにいくのではなく、体に染みついた捌きの技術が無意識に出るように、日ごろから訓練しておかないと、大きな試合で、なおかつ強い相手に対しては使えません。  

⑥鎌田翔平(ゼッケン128番)・・・6月のウェイト制大会・重量級決勝と同じく、高橋佑汰選手との対戦で、今回は左上段廻し蹴りの技ありを取り、ウェイト制大会に続く優勝となりました。  ウェイト制大会後のブログでも書きましたが、今年からの新ルールが翔平の身体能力にぴったり合っていることが、また実証された結果となりました。  決勝までの7試合のうち、減点2で失格となった谷川聖哉選手との準々決勝以外は全試合で技ありか一本を取りました。  内容的にも素晴らしかったと思います。  富山支部から移籍してきて10年の成果が出ました。  翔平は体が強く、ケガや病気で休むということが、ほとんどありません。  東京城西支部を開設してから38年が経ちますが、今までで一番稽古量を積んできた選手だと思います。  逆に、あれだけの素質があって、あれだけ稽古して、今まで勝てなかったのが不思議なくらいです。  私の指導力が足りないからではないかと、悩んだこともありました。  しかし、今年は従来からの山田・阿曽・山辺の他に森善十朗が指導陣に加わり、菊澤院長には体のケアをしてもらい、池田支部長には週1回マンツーマンで稽古をつけてもらっていました。  もちろん、常に声援を送り続けてくれているお父様や浜井師範・山口師範代を始めとする富山支部の方々の存在も大きかったと思います。  お世話になった皆さんには心から感謝します。  

第15回大会・大西靖人、第16回大会・黒澤浩樹、第22回大会・増田章、第24回大会・田村悦宏、に続く第48回大会・鎌田翔平です。  24回大会のダブルスコアの48回大会で、城西から実に24年ぶり5人目の全日本チャンピオンの誕生です。

でも、今年のアメリカ大リーグのワールドシリーズに勝ったシカゴ・カブスは、なんと108年ぶり3回目のワールドチャンピオンです。  上には上(もしかしたら下には下?)がいるな~(笑) 

ショ~ヘイ、本当におめでと~!  感動をありがと~!

   

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