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弱くても勝てる 強くても負ける

『弱くても勝てる 強くても負ける』(石浦外喜義著 幻冬舎刊)を読みました。  著者は鳥取城北高校校長・相撲部総監督で、教え子の現役力士には照ノ富士、逸ノ城、貴ノ岩、石浦(著者の息子)、山口がいます。  本書から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①小学生レベルでの相撲は、体が大きいだけで勝っているケースも少なくないようです。  (中略)  それに対して、小学生から中学生を過ぎ、やっと相撲が取れるようになってからの高校生が伸びる率は極めて高く、それで私は、相撲はあまり早くからは芽が出ない競技だと思っているのです。  あの大鵬にしても、子どものころは小柄だったそうです。  (中略)

②一方、子どものころ、小さくて体格に恵まれなかった子どもは、勝つために技術を身につけます。  たとえば、白鵬が190センチ以上もあるのに、出し投げを打つことができるのは、体格に恵まれていないころ、そうした技術をしっかり身につけたからです。  

③鶴竜や日馬富士にしても、前みつを取ったり、出し投げを打ったり、相手の足を取ったり、いきなり腰を沈めて相手のふところに飛び込んだりと、白鵬同様、多彩な動きで相手を翻弄します。

④彼らは、いずれも入門時はもっと小さかったのです。  いろいろなことをやらなければ勝てないので、これだけの技を身につけ、大きくなってからもそれを駆使できるから強いのでしょう。

⑤高校生ぐらいの年齢になってから勝てるようになる人間は、概して、それまでは体も小さく、相撲も弱いのです。  それでも相撲が好きで、頑張って続けてきた子供が、18歳ぐらいから急に大きくなったときに強さを発揮するわけです。』

極真の少年部の試合でも、体格にまさる選手が有利になりがちです。  チーム城西の少年部の中にも、技術は優れているのに体格差が原因でなかなか入賞・優勝に手が届かない選手が、私が思いつくだけで何人もいます。  

また、小学・中学生時代になかなか勝てなくても、高校2・3年生ぐらいから強くなり、試合に勝てるようになったケースをこれまで何人も見てきました。      

国際親善大会後のブログ(4月17日)にも『「10年・20年の計」の強化でよいのだと思います。』と書きました。  大事なことは長期的な展望で、あきらめずに、コツコツと稽古を続けることだと思います。

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