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長田一臣先生と緊張

(1)今回も前回・前々回に引き続き、「緊張」がテーマです。

1.①20代の頃、日本体育大学教授の長田一臣先生が書かれた『スランプに挑む―「人生の波」を乗り切るために』(講談社)という本を読んだことがきっかけで、スポーツ心理学に興味を持ちました。  長田先生は、体操の具志堅幸司選手、柔道の古賀稔彦選手・恵本裕子選手らの金メダリストを指導しています。

②1996年に『最強の極真空手 城西テクニック編』(スキージャーナル)を出版しました。  担当の編集者が長田先生と面識があり、紹介していただきます。

③その本の執筆途中の、1995年から長田先生に毎月1回私の会社に来ていただき、メンタルトレーニングの講義と自律訓練法による集団指導を受ける機会が得られました。  また、長田先生の大学研究室にも、お邪魔して自律訓練法を個人指導していただいたこともあります。

2.長田先生が書かれた『勝利へのメンタル・マネジメント』(スキージャーナル)の中から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①(「上がる」徴候について)稽古のときは力みがなく、相手がよく見える、だから楽に構えていろんな技が駆使できる。  だが、いざ試合となると緊張感が強く、力みが出てくるので、動きがぎこちなくなってしまう。  

②こういう現象は正常な人間なら誰にでも起こることである。  「自分に起こっていることは相手にも起こっていることだ」とわからせることが大事である。』

3.長田先生と、弘前大学教授(当時)・麓信儀先生との対談集『勝者の条件―アスリートの〈心〉をどう鍛えるか』(春秋社)の中の、麓先生の発言を抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①試合前にリラックスして、心身ともにリフレッシュした方がいい結果をもたらすというのは、今では常識ですね。  でも、それがいいとわかっていてもできないというところに問題がある。  

②生理学的に言うと、自律神経系が無意識のうちに活性化してしまう。  自律的であるがゆえに対処に困る。  冷や汗や動悸などの生理現象を静めようとするのは、「心臓を止めよ」という命令と同じでできない。  

③30分後に重要な試合だという意識が、自律神経系の中枢を自律的に(無意識のうちに)刺激してしまうからです。  「緊張しないようにしよう」と意識的に対処するともっと悪くなる。』


(2)個室

『①高速道路を北に向かって走っていた私は、トイレに行きたくなったので、サービスエリアに立ち寄りました。

②手前の個室はふさがっていたので、その隣に入りました。  便器に腰を下ろそうとしたその時、隣から 「やあ、元気?」と声が。  ためらいがちに「まあまあだよ」と 答えました。

③すると隣人は「そうか……それで、今何してるの?」と言うのです。   妙だなと思いましたが、答えました。   「君と同じだよ。  ウンコしようとしてるんだ!」

④やがて隣の男は、声をひそめてこう言ったのです。

「おい、あとでかけ直すよ。  隣の個室に、俺の話にいちいち答えるアホがいるんだ!」』(本郷孔洋先生のメルマガより)

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