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和の呼吸法

1. 『 能に学ぶ 「 和 」 の呼吸法 』 ( 安田登著 祥伝社刊 ) を読みました。  副題は 『 信長がストレスをパワーに変えた秘密とは? 』 です。

2.抜粋して紹介します。

① どうも、現行のメンタル・ヘルスの手法は、あまり日本人には向いていないようです。  

 その原因のひとつが、メンタル・ヘルスで、現在使われている手法の多くが、アメリカで開発されたもの、ということではないでしょうか。  ( 中略 )  しかし、アメリカは自殺率45位です。  そんな国の手法をそのまま、10位 ( 実質1位 ) の日本に適用させんとすること自体が、ちょっと無理だと思うのですが、いかがでしょうか。

② しかし、本当に日本人は、精神的に弱い民族なのでしょうか。  そんなことはありません。  幕末・明治の列強(れっきょう)の侵略に耐えて、日本は独立を守りました。

 また、太平洋戦争で焼け野原になった日本を、ここまで復興させた日本人の精神力は、並大抵(なみたいてい)なものではなかったでしょうし、東京オリンピックでも、日本人はすごい精神力を発揮しました。

③ では、なぜ現代、日本人は本番に弱い、とか精神的に弱い、といわれるのでしょうか。  それは、日本人の精神が 「 過敏(かびん) 」 だからです。

④ 「 過敏 」 さは、それがうまくコントロールされたときには、異様なまでの 「 強さ 」 となって表われます。  ( 中略 )  そのコントロール方法のひとつが、本書のテーマである 「 呼吸 」 と、そして 「 発声 」 です。

⑤ 古来(こらい)、勇将・猛将と呼ばれた人には、人一倍恐怖心が強い、という人が多くいました。  ( 中略 )  織田信長も、たぶん同時期の武将の中で、最も恐怖心が強かった一人ではなかったかと思われます。  しかし、それでも彼はタフだった。  

 そのタフさを作っていったひとつの技が 「 舞 」 でした。  舞によって信長は、圧倒的多数を誇る敵に、立ち向かうための死の恐怖を克服し、あまつさえその恐怖を、行動のエネルギーに変えていったのです。   

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