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笑いの現場

1.テレビ番組で見るのは、スポーツ、ノンフィクション、歴史、お笑いなどです。

 お笑いは、小さいころ見た 『 てなもんや三度傘 』 ( 最近はシリアスな刑事物に出ることが多い、藤田まことさんが主役でした ) 以降、話題になった番組は、大体見ています。

2.タレントのラサール石井さんの 『 笑いの現場 ( ひょうきん族前夜からM-1まで ) 』 ( 角川新書 ) を読みました。  第2章の 『 お笑い芸人列伝 』 で、近年のお笑いの歴史を作ってきた、3人と2組について評論しています。  その一部を紹介します。

① ビートたけし・・・なぜ、ビートたけし1人によって、これほどにお笑いの世界が変わり、結果的には、笑いの文化そのものが、変化していったのだろうか。  ( 中略 )  それは、たけしさんが、誰よりも 「 腹をくくって 」 生きてきたからではないだろうか。

② 明石家さんま・・・昔 「 ひょうきん族 」 の楽屋で、みんなで話していた時に、 「 お笑い界というのは、笑いの甲子園みたいなもんやなあ。  各学校の中でも、一番面白かった奴の中から、また選び抜かれて、残っとるんやもんなあ 」 と紳助さんが言っていたことがあるが、まさにその中でも、生え抜きの存在が、さんまさんであるのだ。

③ 志村けん・・・現在において、 「 コメディアン 」 と呼ばれるのに、最もふさわしい仕事を続けている唯一の人、といえるであろう。  ( 中略 )  

 目を寄せるなどという、いまや赤ちゃんをあやす時ぐらいにしか、誰も使わなくなってしまった古典的な表情で、同業者である我々をも笑わせてしまう、その天性の才能は、まさにコメディアンの本道といえるだろう。 

④ とんねるず・・・とんねるずのコントの大半は、楽屋オチに近いネタである。  ( 中略 )  普通なら、誰も知らない楽屋オチは、単なるその場のお遊び程度にしか成立しない。  所詮(しょせん)、観客が知らないものは笑えないのだ。  しかし、とんねるずはその究極の楽屋オチを、エンターテインメントにしてしまった。

⑤ ダウンタウン・・・紳助・竜介が解散する時の会見で、紳助さんが、 「 漫才では、ダウンタウンには勝てないと思ったのでやめる 」 と言ったのは有名な話だが、これが100パーセント言葉どおりではないにせよ、かなり本音であることは言うまでもない。  

 おそらく彼らは、長い漫才の歴史の中でも、指折りの、あるいは究極の、漫才師といってもいいかもしれないのである。

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