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松原泰道老師

1.昨日のブログで取り上げたNHKの番組で、カール・ベッカー教授が、面白いことを言っていました。  若干、言い回しが違うかもしれませんが、その意とするところを紹介します。

 『 何人もの末期患者と話して、分かったことがある。  人間は、自分の死が明確になると、素直に、自分の人生を振り返るようになる。  また、残された時間を、悔いのないように、充実させようとする。  

 同様に、私たちも、自分の人生が有限であることを意識して生きれば、より素直に、より充実した、生活が送れるようになるのではないか。 』

2.昨日の朝日新聞朝刊に 『 65歳からの著書が130冊、なお書き続ける禅僧 』 として松原泰道老師が取り上げられていました。

 松原老師は、明治40年東京都生まれで、昨年11月に100歳になりました。  臨済宗妙心寺派・教学部長を経て、現在は 「 南無の会 」 会長で、龍源寺住職でもあります。

3.新聞記事を抜粋して紹介します。

 『 モットーは 「 生涯現役、臨終定年 」 。  ( 中略 )  

 わかりやすい仏教の本 「 般若心教入門 」 がベストセラーになったのは65歳のとき。  第一線を退く友人たちと入れ替わるように、忙しくなった。  ( 中略 ) 以来、著書は130冊を超す。

 朝4時に起きペンを執る。  臨済宗妙心寺派の僧だが、他宗派や聖書のことば、パスカルやハイデガーまで紹介する。  ( 中略 )

 「 死を学ぶ 」 という仮題で本を書いている。  「 死まで秒読みのように思え、書きあげられないかもしれません。  でも、人生とは途中で終わるもの。  日々のベストを尽くすだけです。  人間の力の及ばないことは、大いなるものにお任せします。 」  』

4.最後に、記者の質問に答えています。

 『 一世紀、見てきた日本。  今、必要なものは?

 「 謙虚さでしょうね。  現代人はおそれを知らない。  最近は、おてんとうさまより、内部告発がこわいのですから 」 』  

5.昨日のブログで、 『 宗教の7つの側面 』 の 『 ③倫理道徳としての宗教 』 で 『一昔前なら、当たり前のように、 「 お天道(てんとう)様が見ている 」 と母親が子供たちをしかってくれました。 』 と紹介しました。  

 松原老師も、カール・ベッカー教授も、同じことを指摘されていますね。

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