PREV | PAGE-SELECT | NEXT

ひろ さちや先生

1. 『 無責任のすすめ 』 ( ひろ さちや著 ソフトバンク新書 ) を読みました。  ひろ さちや先生は宗教評論家で、難しい仏教思想を、わかりやすく説明した本を、多数書かれています。 

2.空手修行に関係ありそうな部分を、2ヶ所紹介します。

① 『 イチロー選手の例があるね。  入団当初、あの振り子打法を、監督やコーチから変えろと言われる。  

 彼らとしては、そう要求するのは当たり前なんだ。  コーチが 「 その打法はいいな 」 なんて言ったら、コーチ失格でしょう。

 もし3人コーチがいたら、皆、意見が違うのは当たり前。  それが、専門家の専門家たる所以(ゆえん)だからね。  

 だけど、イチローは自分のやり方を貫き通して、今では、大リーグを代表する選手の1人にまでなったわけだ。 』

② 『 米長邦雄永世棋聖が、羽生善治氏との共著で、以下のようなことを書いていた。

 「 最初は、負けて負けて悔しくてならなかった。  ( 中略 )  

 『 あのときの、あの一手 』 と浮かんできて、腹が立って眠れない夜が、三晩も続いた。  ( 中略 ) 

 すると、お袋がぽつりと言ってくれた。  『 負けたかて、かめへんやんか。  相手はんが喜んではるで 』 と。

 その言葉を聞いて思った。  私が負けているということは、相手は勝っているんだ。  勝負師の世界では、相手が勝つこともある。  ( 中略 )  

 私の負けは、相手の勝ちなんだな。  勝負師の世界とはそういうものなんだ。  

 そのお袋の言葉で、はっと目が覚めた。  その言葉で、棋士をやってこられたんだ 」 

 母親の言葉で、相手を祝福する気持ち、その余裕が生まれたわけだね。 』

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT