PREV | PAGE-SELECT | NEXT

道教

1.昨日取り上げた 『 無責任のすすめ 』 ( ひろ さちや著 ソフトバンク新書 ) の中から、宗教について書かれた部分を紹介します。

 『 こうした宗教は、私たちに人間らしい生き方を教えてくれる。  ( 中略 )

 中国人らしい生き方を教えるのが儒教。  ただし、儒教はあくまでも知識人、エリート階級の人間らしい生き方を教えるものだ。  ( 中略 )

 庶民に対して、人間としての行き方を説くものは何かというと、それが道教だ。 』

2.昨年の12月20日のブログで、私の好きな言葉として、 『 無為自然(むいしぜん) 』 を紹介しました。  

 この言葉も 『 老荘思想 ( 老子と荘子の思想 ) 』 、つまり 『 道教 』 の基本的立場を表した言葉です。

3.私は道教思想に則って生きたい、と考えているのですが、 『 無為自然 』 と同じように好きな言葉があります。

 それは 『 来るものは拒(こば)まず、去るものは追わず 』 という言葉です。

4. 『 老子・荘子 』 ( 守屋洋著 東洋経済新報社 ) の中の文章を、要約して紹介します。

 『 3回も、楚(そ)の国の宰相(さいしょう)をつとめた、孫(そん)という人物の話です。  

 宰相になっても、格別うれしそうな顔もしなかったし、その地位を去っても、別に悲しそうな顔をしなかったそうです。

 「 いったい、どんな心構えで毎日を過ごしているのか 」 と質問されたとき、次のように答えました。

 「 私はこれといって人様よりすぐれている点があるわけではない。 

 ただ、私が思うに、地位や名声というのは、向こうからやってくるのを拒むことはできないし、逃げていくのを無理に引き止めることもできない。  

 だから、やって来ようが逃げて行こうが、自分にはかかわりのないことだと思って、いっこうに気にしないのである。 」 』 

 よい週末を。



TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT