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三鬼陽之助さん

1.20代の頃、大山総裁から次のように言われたのを思い出します。

 「男の人生は舞台だ。  

 国立劇場のような大きな舞台で生きるか、どさ回り(地方回りの意)のような小さな舞台で生きるかは自分自身が決めるんだ。」

 私自身の生き方に影響を与えた言葉の1つです。

2.『千年語録』(サライ編集部編 小学館刊)という本で、三鬼陽之助さんの「舞台」についての話を取り上げています。  

 2002年に95歳で亡くなった、経済評論家の三鬼さんは、雑誌『財界』を創刊し、「財界のご意見番」として、終生現場主義を貫いたそうです。

3.三鬼さんの「舞台」の話を紹介します。

 『人間は「舞台」に立った時だけがその「人」なんだと思うようになりました。  

 福澤諭吉の言葉ですが、彼は「舞台」に立つ前を問題にしてはいけないという哲学を持っていました。

 これを実践していたのが本田宗一郎(HONDAの創業者)です。  彼は仕事の前は破天荒(はてんこう)というと聞こえはいいが、とにかく無茶をする男なんです。  ところが、仕事という舞台に立つと一変する。  それは見事なものでした。』

4.三鬼さんは「自分の仕事」についても、次のように語っています。

 『旅行に行っても、食べ物にも景色にも興味ないし、芸術のことも何もわからない。  人が驚くほど何も知らない。

 仕事以外に趣味を持てと言われて久しいですね。  今や趣味のひとつも待たない人間は馬鹿のように言われる。

 しかし、仕事が趣味の人がいてもいいはずです。  生涯かけて取り組んできた仕事を楽しみながら、今も続けていられる、至福(しふく)の人生です。』

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