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(21)昭和57年 ビデオ研究

1.昭和55年4月に代田橋道場をオープンし、自宅も道場から歩いて5分くらいの所に引っ越しました。  そのころから、自宅で大西を始めとする指導員や選手と一緒に、ビデオを見て研究するようになります。

2.テレビ放映された全日本大会や、ビデオカメラで録画した首都圏交流試合のビデオなどを見ました。  ビデオの普及は、極真空手の技術進歩にとても大きな貢献をしたと思います。

3.ビデオを見るに当たって次のようなことを心がけました。

①選手と一緒に見る際に、私が解説を入れながら見るようにしました。  そのことによって、選手の理解が深まると思ったからです。

②特に、一本や技ありのシーンは繰り返し、時にスローモーション画像を織り交ぜて見ました。   その中に、新しい技やコンビネーションのヒントが隠されているからです。

③自分がこうなりたいと思う選手の試合は、すべての展開を記憶するくらいに、個人個人が見るように勧めました。  当時は『頭が痛くなるくらいに見るように』と話していました。

④キックボクシングやボクシングなど、他の競技のビデオも見るようにしました。  技術的に学ぶことや、やる気をもらうことが多いからです。

4.かって、城西が極真の技術進歩の最先端を行っている、と自負している時期がありました。  道場全体でそれだけの研究を、質量ともにしていたのではないかと思います。  現在の城西について言えば、残念ながら、国内外の他道場の後を付いて行っているような気がします。

5.先ごろ将棋の名人に復帰した、羽生善治さんのインタビュー記事が、朝日新聞の6月28日夕刊に出ていました。  羽生名人の言葉を紹介します。

 『ここ10年は、今までの将棋の歴史のなかで一番変化が大きい時代。  その中で、謙遜でなく、自分自身は決してトップランナーではなかった。  いかにして追いつき、新しい感覚を身につけるかに忙しかった。  将棋の鉱脈の深さには本当に驚きました』

 天才、羽生名人にしてこの謙虚さです。  私たちも、その姿勢に学ぶ必要がありますね。

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