PREV | PAGE-SELECT | NEXT

志岐幸子さんの「スポーツ感性」

1.『岡田武史監督と考えた「スポーツ感性」』(志岐幸子著 日本経済新聞社刊)を読みました。  山下泰裕さんのインタビューと、田中ウルヴェ京子さんの項を、抜粋して番号を付けて紹介します。

2.山下泰裕さん(ロサンゼルス五輪柔道金メダリスト、東海大学教授)のインタビュー

『①(試合会場で体を休めながら行う、試合前の最後の)メンタルリハーサルでは「どういう展開に持っていくのがベストか」、「こうだったらこうしよう」とか、可能なかぎりのことを考えます。  頭の中でイメージした闘い方が出てくると、あわてないのです。  

②こういう展開だけは、避けなくてはいけない。  相手が一番力を出しきれるかたち、相手の土俵に持っていかない。  いかに自分の力を出し切るか、逆にいうと相手の力を出し切らせないかということです。

③相手が自分より強い場合は、いかに自分の力を出し切るかというよりも、いかに相手の型に持っていかないかということですね。  自分が8しかなくて、相手が10あったとする。  相手の10の力を7とか6に落として、自分にとってはベストでやれればいい。  

④自分のほうが強い場合は、いかに自分の力を出し切るかです。』

3.田中ウルヴェ京子さん(ソウル五輪シンクロナイズド・スイミング・デュエット銅メダリスト、メンタルスキルコンサルタント)の項

『わたし(志岐さん)自身は、いろいろなメンタルトレーニングに疑問をかんじていたところもあったのですが、田中さんは、メンタルトレーニングはある程度有効だけれども、あくまで枝葉であること、だからこそ「たとえば自分は『どう生きるべきか』というような、その人自身の信念や生き方に対するしっかりした考え方が根幹に必要だ」と、競技者としてメンタルトレーニングをする以前に、一人の人間として大切なことを教えてくださったんです。』

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT