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スポーツオノマトペ

1.『スポーツオノマトペ』(藤野良孝著 小学館刊)を読みました。  

2.「オノマトペ」とはフランス語で「擬音語(ぎおんご)」のことで、「スポーツオノマトペ」とは「体育・スポーツ時に用いられる擬音語」のことだそうです。  例として、ハンマー投げの室伏広治選手の「ンガーッ」という叫びや、卓球の福原愛選手の「サーッ」という声を挙げています。

3.抜粋して紹介します。

『スポーツオノマトペの機能(はたらき)には、次の2種類が考えられます。

(A)指導時にニュアンスを伝えやすい/動きを滑らかにイメージさせやすい・・・スポーツの指導に用いた例では、長嶋茂雄さんが広く知られています。  「もっと、こうピシッとしてパーンと打て」とか「ビューときたらバシンと打て」という指導をしたそうです。

(B)スポーツパフォーマンスの向上・・・効果がある運動パフォーマンス別に、スポーツオノマトペをいくつか例に挙げ、紹介します。

①パワー・・・「ガン」「ダン」「バン」「ドン」「バシン」「ドカン」「ズドン」など

②スピード・・・「カッ」「サッ」「スッ」「シュッ」「パッ」「ヒュッ」「ピッ」など

③リズム・・・「トントン」「パンパン」「ポンポン」「タンタン」など

④タイミング・・・「ピターッ」「ターン」「フワーッ」「パーン」など

⑤感情(闘争心や意気込み)・・・「カッ」「ガクッ」「ジッ」「ズサッ」「シャキッ」「ガクン」「ダッ」など』  

4.空手の気合は(B)の①パワーや⑤感情に、「シュッ、シュッ」と短く息を吐くのは(B)の②スピードに効果がありそうですね。

5.①指導時にニュアンスを伝えるということで、1つ思い出があります。  私が初段になるかならないかの頃だったと思います。  当時アメリカにいらした大山泰彦師範が帰国された折、食事をご馳走になりました。

②その席で泰彦師範は、組み手の突きについて「パチッ」「パチッ」という表現をされていました。  スピード感あふれる組み手をされていた泰彦師範ならではの表現だと思います。  

③同じ突きでも「ドンッ」「ドンッ」だと、パワーあふれる突きというニュアンスが伝わってきますね。  

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