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泉谷しげるさんと加藤登紀子さん

1.9月26日の朝日新聞夕刊に、歌手の泉谷しげるさんと、加藤登紀子さんのインタビュー記事が載っていました。  それぞれ抜粋し、番号を付けて紹介します。

2.泉谷しげるさん

『①「人気なんかいらねえよ。  めんどくせえよ。  売れて大物になっても、やりたいことをやる自由がなくなったら、みっともねえだろ。」

②「若いやつにウケたいなんて、ヤラしいことも考えたよ。  でも、そんな風に新しさを狙っても、いい曲はできなかった。  そもそも、人間の根源的な性格や、愛情ってのは変わらないし。  自分の得意なところ、つまり内省や反芻(はんすう)に戻ろうという気持ちに、ようやくなれたってことです」  きっかけは友人の死だ。  「2年前、がんで死の床についている彼を、岡林信康と見舞いに行ったら、ガンジーみたいな、神のように静かな顔で。  なんで、あんな風になれるんだろうな。」

③今後の目標をたずねてみた。  「近所の子供が、怖がって逃げ出すようなオヤジかな。  いつまでも、おとなげなく、わがままで。  でも、人の痛みのわかる、表現者でいたいな。」』

3.加藤登紀子さん

『①夫の藤本敏夫さんは、98年に大腸がん、01年に肝臓がんと診断され、翌年、肺への転移が見つかりました。  「何ひとつ、助けられないのです。  そばにいる私は、元気いっぱいでしょう。  その距離が、どんどんあいていく。  つらかったですね。」

②「ホスピスに行ったら、と言った時、すごく怒りました。  もう少し時間があると、思っていたのでしょう。  心の安静のためにと、彼にもう一度、ホスピスの話をしました。  『それでもいいか』、と納得した翌日に亡くなった。」

③「命を生きることが、一番の仕事だと思う。  職業はそのための手段。  自分を生きるからこそ仕事をする、というスタンスでやった方がいい。  命を運ぶと書いて、運命。  命を宿し、生きる意味に向かって、満身の力で命を運ぶ、それが生きること。  人生を生きることは、創造的なことですね。」』

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