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青木プロ・有吉九段・堀江さん『年をとると心も衰えるか』

1.毎週木曜日の朝日新聞夕刊の連載、『日々是修行』(花園大学教授・佐々木閑先生)の1月15日のテーマは『年をとると心も衰えるか』でした。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①老人の心は、若者の心よりも弱いのだろうか。  年をとれば、残りの寿命は減る。  体は衰え、記憶も薄れ、背後から死の薄闇が忍び寄る。  しかしだからこそ、年をとった人は、その切ない状況を、我が身のこととして確実に感じることができる。  (中略)

②肉体が衰えていくからこそ、そこに宿る心には、生きることの本質を見通す洞察と、そこから生まれる、他者に対する深い優しさが備わってくる。  それは、年をとることのなによりの恩恵である。  (中略)

③お年寄りはなぜ偉いのか。  それは生きる辛(つら)さを知っているから、そして、その辛さを抱えて生きる中で、智慧(ちえ)と慈悲の意味を本当に理解しているからだ。  年をとることそのものが修行なのである。』

2.今月読んだインタビュー記事で、老後のあり方について感銘を受けた3点を紹介します。

①プロゴルファー・青木功さん(66歳)・・・・朝日新聞夕刊(1月5日)

『負けたくない。  それがプロゴルファー青木功の原点。  年をとれば、世代交代かなという意識も自然に芽生える。  だから、気持ちに張りを持たせ、生きているうちは、プロゴルファー青木でいようと、戦っている。  できなくなる時は必ず来る。  引退時期に関心があるかも知れないが、決めていない。  むしろ、もっと上を目指しているのです。』

②将棋九段・有吉道夫さん(73歳)・・・・日経新聞夕刊(1月15日)

『なぜ将棋を指し続けるのか。  まず第一に将棋が好きだからです。  実は2001年の1000勝(達成者は過去8人のみ)を区切りに引退を考えたこともあったんですが、ちょうどそのころ私自身将棋が面白くなった。  私がこうだと信じていた将棋観を覆すような革命的な戦法を、発想が柔軟な若い人が指していて、自分も試してみると確かに長所もある。  改めて、将棋とは何と奥が深いものかと思いました。』

③冒険家・堀江健一さん(70歳)・・・・朝日新聞(1月17日)

『自分の人生が残り少ないことはわかっているが、年を取ると欲張りになる。  頭の中にテーマは、AもBもCもある。  これからもエンドレスにチャレンジする。  3年に1回のペースを、5年にしてもいい。  3けた(100歳)までやろうと思う。』


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