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『チェ28歳の革命』

1.先週末、『チェ28歳の革命』という映画を見に行きました。  チェ・ゲバラのフィデル・カストロとの出逢いからキューバ革命勝利までを描いています。  前にもブログに書きましたが、ゲバラに対する想いが高じて、2006年の10月にキューバに行きました。  首都ハバナで、メキシコから82名の同志を乗せて海を渡った『グランマ号』を見たり、300キロ離れたサンタクララまで行って、ゲバラの部隊が転覆させた政府軍の列車も見てきました。  それらも映画の中で再現されています。

2.昨年12月20日の朝日新聞の『天声人語』を抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①半世紀前の今ごろ、キューバではカストロの反乱軍が政府軍を追い詰めていた。  司令官に引き上げられたアルゼンチン人医師、チェ・ゲバラは、歓呼の中を首都のハバナに入る。  (中略)

②コンゴに続いて武力闘争を率いたボリビアの山中で、米国が支える政府軍に捕まり、翌日処刑された。  39年の生涯だった。  去年(2007年)が没後40年、今年(2008年)が生誕80年、年明け(2009年)がキューバ革命50周年とあって、ちょっとしたブームらしい。  (中略)

③死後は過激派のアイドルにして「Tシャツの顔」の印象が強いが、人間的な魅力あっての伝説だろう。  目の前の圧政と貧困を見過ごせず、私を捨て、体を張った一本気。  銃への信奉は論外でも、その生き様は時空を超えて心を揺さぶる。

④キューバ時代、海外の同姓(ゲバラ姓)女性から「親類?」と手紙をもらい、返事に書いた。  「この世で不正が行われるたびに怒りに震えることができるなら、我々は同志であり、そのことのほうが重要なのです。」

⑤《かって、本気で世界を変えようとした男がいた》。  映画の宣伝コピーを裏返せば、正義のために大きく生きる者が少なくなった、と読める。  貧しさが地上を覆う今、求められる男は天空の旅に出たままだ。』

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