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谷川浩司永世名人

1. 『 構想力 』 ( 谷川浩司著 角川書店刊 ) を読みました。

2. 棋士の谷川浩司さんは、21歳で史上最年少の名人になりました。  その後は、羽生善治さんに7冠の座を許すなど、一時不調にあったものの、97年に17世名人として永世名人の資格を得ています。  

3. 永世名人とは、名人位に通算5期就いた棋士に与えられる資格です。  近年の有資格者は、14世木村義雄、15世大山康晴、16世中原誠、18世森内俊之、とそうそうたるメンバーで、升田幸三先生や、羽生善治さんでさえ得ていません。

4. 面白かった部分を要約して、箇条書きで紹介します。

① 調子の悪いときこそ、突飛なやり方ではなく、自分本来のやり方を貫く。

② 負け方が大事。  相手に何らかのプレッシャーを与えながら粘り、次に戦ったときも勝つのは苦労するな、と思わせる必要がある。

③ 強い棋士ほど 『 芸術家 』 としての顔を色濃く持っている。
 常識や前例にとらわれず、自分自身で発想し、自由に道を切り開いていくことが重要。

④ 礼儀やマナーに気を遣わない人間は絶対に強くなれない。  礼儀やマナーとは、言葉を換えれば、他人に対する想像力である。  周囲に対して想像力が働かない人間が、対局において想像力を発揮できるはずがない。

⑤ 練習のときは自分がいちばん弱いのだ、いちばん下手なのだと思え。  試合のときは自分がいちばん強い、いちばんうまいと思え。

⑥ 本番で大切なのは、たとえあまり自信がないときであっても、自信満々であるかのように見せることだ。  たとえ負けても表面上は 『 別にこたえていませんよ 』 という態度をとるようにする。  やはり、戦いの場では、つねに精神的にタフであることを態度でも見せつける必要がある。 

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