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(53)1997年 フィリォK-1参戦

1.①1997年7月20日、愛知・ナゴヤドームで行われるK-1DREAM’97にブラジル支部のフランシスコ・フィリォ選手が参戦し、前年度K-1GP王者のアンディ・フグ選手と対戦することになります。  極真会館のK-1初参戦であると同時に、1991年の第5回世界大会4回戦でフィリォは極真会館スイス支部所属(当時)のアンディ選手に一本勝ちしており、6年越しの因縁の対決としても話題になりました。

②2月26日の午後、お台場にあるフジテレビ本社の球体展望室で記者会見がありました。  当時、渋谷にあった私の会社にフィリォが来て、一緒にフジテレビに向かいます。  川島智太郎が運転してくれました。  正道会館の石井和義館長、アンディ選手、フィリォと私が記者会見に臨みます。  「(1)同じ打撃系の格闘技でもグローブをつけて戦うK-1と、素手で戦う空手はまったく異なる競技であること、(2)K-1に向けてのトレーニングは4月20日の第1回世界ウェイト制大会出場後になること」などの話をしました。

③4月20日、第1回世界ウェイト制大会重量級でフィリォが優勝します。  必然的に7月20日はK-1ルールで極真世界王者がK-1王者と対戦するという構図になりました。

④7月18日名古屋ヒルトンホテルでの記者会見に出席するため、磯部師範、フィリォとともに朝9時の新幹線に乗って名古屋に向かいます。  記者会見の後、選手が別々の丸テーブルに座って個別のインタビューを受けるのですが、フィリォのテーブルは記者であふれかえっていました。  翌19日は東京で打ち合わせの予定があったので、私一人帰京します。

⑤7月20日、朝8時56分の新幹線に乗って再び名古屋に向かいます。  私の家内と娘もその後の新幹線で会場に向かいました。  会場では郷田師範と一緒に観戦します。

⑥第5試合のフィリョvsアンディ戦の時間となりました。  選手入場の時、オーロラ・ビジョンに写しだされたフィリォの闘志あふれる表情が印象的でした。  結果は1ラウンド2分37秒、右フックの一撃でフィリォのKO勝ちです。

⑦ゴング格闘技1997年8月号増刊に載った私の談話を紹介します。

「2日前の記者会見のときもそうだったが、フィリォは、周りはすごく緊張しているのにすごくリラックスしていた。  決め技のカウンターは軽く当てた程度のもので、リラックスしていなければ出ない。  この間テレビで紹介されたフィリォは肩を入れて大きく振っていたので心配していたが、今日は力が抜けていたので技がシャープに出た。  ああいう突きを覚えたのは一つの収穫だ。
 
アンディの経験と、彼がK-1の中で頑張ってきたことがフィリォにとってプレッシャーになるかと思ったが、それも杞憂(きゆう)に終わった。  今日の試合でフィリォのセンスの良さを感じた。」

東京では絶好のお花見日和が続いています。  よい週末を!  

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