PREV | PAGE-SELECT | NEXT

外尾悦郎さん『サグラダ・ファミリア』

昨日の日経新聞夕刊に外尾悦郎(そとお・えつろう)さんのインタビュー記事が載っていました。  テーマは「若者の適職とは何か」です。  外尾さんは1882年にアントニオ・ガウディが着工し、現在も建築中のサグラダ・ファミリア(聖家族教会 スペイン・バルセロナ)の主任彫刻家(彫刻部門の責任者)です。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①31年前、24歳の時、石を彫刻する仕事に就きたいとの気持ちが抑えきれなくなった。  高校の教師を辞め、石造建築の本場である欧州へ渡った。  (中略)

②現在は欧州有数の観光地となったサグラダ・ファミリアだが、当時は知名度が低く、観光客など皆無だった。  (中略)  無理やり頼み込んで採用試験を受けさせてもらい、専属の彫刻家として働き始めた。  (中略)

③私ほどの幸運の持ち主はいないと思う。  私は最高の適職に就けたと日々、実感している。  しかし、幸運だったのはサグラダ・ファミリアの彫刻家になれたことではなく、「石」と出会えたことだ。  一日中、石のことだけ考えていられれば、私はほかに何もいらない。  (中略)

④これだけ多種多様な事象があふれる世の中で、誰にとっても必ず、私にとっての「石」のようなものが見つかると信じている。

⑤もちろん実際にそれが見つかることは極めてまれだろう。  だが、だからこそ若者たちには、それを見つける努力をしてほしい。

⑥同時に、努力すれば必ず報われるはずだという甘い考えを捨て去る厳しさや、非情な現実と向き合う強さも、併せ持っていてほしい。』

以前からガウディの建築には大変興味を持っているのですが、残念ながらまだ実物を見たことがありません。  

先週の日曜日にスペイン料理店に行き、数年前にテレビのドキュメンタリー番組で見た外尾さんの話をしたばかりです。  パエリアとサングリアが最高でした(笑)。
  

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT