PREV | PAGE-SELECT | NEXT

皆木和義さん『仕事を好きになる』

『稲盛和夫の論語』(皆木和義著 あさ出版刊)の『仕事を好きになる』の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。  皆木(みなき)さんはハードオフコーポレーションの社長で作家・歴史研究家でもあります。

『①「子(し)曰(いわ)く、これを知る者は、これを好む者に如(し)かず。  これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。」・・・孔子(こうし)は言った。  「知っているというのは好きなのに及ばない。  好きなのは楽しむには及ばない」と。  (中略)

②私たちは「仕事をする」こと抜きでは充実した人生は送れないのです。  長く仕事を続けていくには大きなエネルギーが必要になります。  そのエネルギーは、自分自身を励まし、燃え上がることで湧(わ)きあがってくるものなのです。

③自分が燃えるための最もよい方法は、仕事を好きになることです。  どんな仕事であっても、全力を打ち込んで遂行(すいこう)すれば、大きな達成感と充実感、自信が生まれます。  結果的に、次の目標にチャレンジする意欲もみなぎってきます。

④この循環(じゅんかん)を繰り返していくと、間違いなく仕事がどんどん好きになります。  やがて、どんな努力も苦にならなくなり、すばらしい成果を生むことができる。  これが孔子の言う「楽しむ」という境地(きょうち)です。  (中略)

⑤もちろん、いくら好きだと言ってもビジネスです。  自分の満足よりも、お客様の満足を優先させなければなりませんし、やりたくない業務も苦手な仕事を手がけなければならないシーンも出てくるでしょう。 

⑥しかし、達人はそれをも楽しむのです。  「楽しむ」とは受身ではなく、「楽しめる領域まで昇華(しょうか・・・より高度な状態に高められること)させる」という積極的な姿勢です。

⑦人は誰しも、いずれはその道のプロとして自立していかなければなりません。  その過程では、辛(つら)いこと、苦しいことは必ずあります。  

⑧しかし、自分の選んだ道を信じ、好きなことに照準(しょうじゅん)をあわせて一心不乱(いっしんふらん)に取り組めば、どんな困難な状況でも乗り切れます。  仕事というものは、精いっぱい打ち込めば打ち込むほど、どんどん好きに、楽しくなっていくものなのですから。』

空手修行も一緒ですね。  修行の過程では辛いことや苦しいことが必ずありますが、稽古を続けるうちに、どんどん好きに、楽しくなっていくものです。  そういう状態になれば、空手修行をやめられなくなります。

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT