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宋文洲さん『社員のモチベーションは上げるな!』

ソフトブレーン株式会社創業者の宋文洲さんが書かれた『社員のモチベーションは上げるな!』(幻冬舎刊)から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①成果が上がらない人には、やる気はあっても、やり方の要領を得ていない人がいます。  その人に丁寧(ていねい)に指導するのも上司の仕事です。  しかし、やる気のない部下にやる気を出させる、つまりモチベーションを上げることは上司の仕事ではないと、私はきっぱり言います。  (中略)

②やる気のない人を放っておこう。  やる気のない部下を許そう。  これが本書の?本質?です。  喉(のど)が渇(かわ)いたら、馬は自ら水を探します。  そのときは、馬が真剣に、水の匂いを嗅ぎ分け、道を探すのです。  (中略)

③そもそも他人の気持ちを操作することなど、できません。  親だって自分の子どものモチベーションを上げることは不可能なのです。  いくらガミガミ文句を言っても、学校の成績は上がりません。  まして、赤の他人のモチベーションを上げるなど、できるはずもないのです。

④日本には『馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない』ということわざがありますが、まさにこれです。  (中略)

⑤では、どうすれば部下のモチベーションが上がって、商品も売れるようになるのか。  その答えはお客さんが持っています。  お客さんのニーズをよく聞いて、本当にほしいものをきちんと把握して、それを満たす商品を持っていく。  不具合があるなら、技術者に掛け合って改善してもらう。  

⑥そういうやりとりがあって初めて、お客さんが喜んで買ってくれるのです。  そうすると、部下のモチベーションも自然と上がります。

⑦部下のモチベーションは、上司が上げるものではなく、お客さんのとの関係の中で、本人の心に自然と芽生えてくるものなのです。  いくら「やる気を出せ!  足で売るんだ」と怒って怒鳴り散らしても、部下たちのモチベーションは上がるどころか、下がる一方なのです。』

大山倍達総裁が生前よく『牛を川に連れて行くのは人間の役目、牛が水を飲むかどうかは牛自身の問題』と言われていました。  つまり、『空手を指導するのは指導者の役目、道場生が強くなるかどうかは道場生自身のやる気にかかっている』ということですね。

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