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菅原圭さん『羽生善治名人』

『ものごとに動じない人の習慣術』(菅原圭著 河出書房新社刊)の「あがることをパワーにした棋士」の項を番号を付けて紹介します。

『①棋士(きし)の羽生善治(はぶ・よしはる)さんは、あるころから、勝負の行方を決定づける一手を指そうとすると、駒を持つ指先が震えるようになってきた。  これでは、対戦相手に「これから指す手は勝負を決める手だ」と明かしているのも同然だ。  だが、押さえようとすればするほど指の震えは止まらない。

②羽生さんは腹を決めた。  指の震えを止める必要はないと開き直ってしまったのだ。  

③以後、羽生さんの指が震えると、対戦相手は、「勝負がついてしまったのか」、と逆にひるむようになってきた。  羽生名人は、自分が〝あがっている〟ことを受け入れることにより、指の震えを相手をひるます圧倒的な力に変えてしまったのだ。

④羽生さんは1996年に、将棋界の主要タイトルを独占し、七冠になるという、前例のない大記録を樹立した。  だが、その後、じょじょにタイトルを失い、無冠にこそならなかったが、「羽生ひとり勝ち」の時代は終わったといわれたものだった。  つらくなかったはずはない。

⑤だが、指先が震えるようになってきたころから、ふたたび、強さが蘇(よみがえ)ってきて、現在は永世名人、永世棋聖、永世王位、永世棋王、永世王将、名誉王座と六つの永世称号を手にし、第二の羽生時代を築いている。』

明日から幕張メッセ・イベントホールで「国際親善大会および第4回世界ウェイト制大会」です。  今日の15時30分から審判講習会なので私もそちらに向かいます。

選手の皆さんの活躍を祈ります。

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