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川田修さん『デレク・ジーター』

プルデンシャル生命のトップセールスマン・川田修さんが書かれた『かばんはハンカチの上に置きなさい』(ダイヤモンド社刊)の中に、あるお客様から聞いたデレク・ジーターの話が出ていました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①「川田さん、お金とか順位をモチベーションにするには限界がある。  だけど、人に喜んでもらったり、感動してもらうことには限界がないんだよ」  (中略)

②その方の話によると、ニューヨーク・ヤンキースの遊撃手(ショ-ト)で主将でもあるジーター選手は、二塁ランナーになったとき、次の打者がヒットを打てば、必ず三塁を回って本塁まで突っ込むらしいのです。  その試合が0対1で自分のチームが負けていようが、反対に10対0で勝っていようが、その試合状況や得点差にかかわらずに彼は突っ込むらしい。

③しかし、それは彼の個人成績とか収入、あるいはチーム内での評価を優先的に考えるなら、まるで無謀なプレイなのです。  その打球の方向や勢いによっては、本塁でアウトになる危険性も高いわけですから。

④ではなぜ彼が本塁へ突っ込むことにこだわるかと言えば、彼が二塁走者になったとき、スタンドのお客さんたちはいっせいに立ち上げる。  立ち上がった人たちが、ジーターが本塁に突っ込むのを期待して、敵も味方も関係なく、全員が「ウォーッ」とすごい歓声を上げるらしいのです。  球場だけではなく、全米のテレビの前でも野球ファンたちがすごく興奮して、その場面をワクワクしながら待っているんだというのです。

⑤「ジーターは、そんなファンの期待をよく知ってる。  だから、彼は本塁でアウトになるリスクや、無理に突っ込んで本塁上でケガするかもしれないリスクを承知で、突っ込む。  それは野球ファンに対して感動を与えることを、彼自身が、何よりも優先しているからなんだよ。」』

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