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『怒らないこと』

元々短気な方ですが、最近は怒ることが少なくなったと自分では思っています。  しかし、たまたま行ったレストランでの接客態度や言葉に対して、久々(?)に怒ることが二度続き、家内に注意されました。  ということで、自戒の意味を込めて『怒らないこと』(アルボムッレ・スマナサーラ著 サンガ新書)から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①大雑把にいうと、我々人間は二種類の感情によって生きていると言えます。  ひとつは愛情の感情で、もうひとつが怒りの感情なのです。

②なぜ怒るのでしょうか。  「自分は正しい。  自分の言葉も正しい。  自分の考え方は正しい」という概念が頭にあるのです。  (中略)  「私は正しい、とは言えない。  私は不完全だ。  間違いだらけだ」ということが心に入ってしまうと、もうその人は二度と怒りません。

③自分のからだに火をつけたら、触れるものすべてに火をつけて破壊することができます。  でも、その前に何が起きますか?  まず自分が燃えているのです。  このことからわかるように、怒りには何かを破壊する力がありますが、何よりも先に破壊されてしまうのは自分なのです。  (中略)  怒りの感情をよく起こす文句だらけの人は、病気がちで、他人よりも先に老けてしまいます。

④なぜ怒るかというと、余計なプライドやエゴがあるからなのです。  それを捨てればほとんどのことは問題ありません。  「私は社長だ」 「私は部長だ」 「私は奥さんだ」 「私は旦那だ」。  そういうのは余計な概念です。

⑤怒りを治めるためには智慧が必要ですが、智慧と相性がいいのが「笑い」です。  我々は近頃、「笑い」を忘れがちです。  「怒り」と「笑い」は両立しませんから、怒らないでいるためには、とにかくよく笑うようにしてみてください。  人間は笑いを忘れたことによって、ずいぶん不幸になっているのですよ。  (中略)  私が勧めるのは「家の中にいても、家の外にいても笑える。  仕事がうまくいっても、仕事が失敗しても笑える」という、自分の心ひとつでいつでもできる笑い方なのです。

⑥笑いは強者の証明で、怒りは敗北者の烙印(らくいん・・・焼印のこと)です。

⑦我々は「怒ることは格好いいものではない」ということをきちんと理解して、怒った瞬間には恥ずかしくなるべきなのです。  もしも怒ってしまったら、すぐに「ああ、自分は弱いんだ。  精神的にも、肉体的にも、弱いんだ」と思ってください。』

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