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『家訓・社是・社訓』

『百年続く企業の条件』(帝国データバンク編 朝日新書)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.帝国データバンクの企業概要データベースに収録されている約125万社のデータをみると、それらの企業の業歴、つまり企業の平均年齢は40.5年。  1980年代半ばに唱えられた「企業の寿命30年説」を大きく超えている。

2.アンケート調査に回答を寄せた老舗企業(創業・設立から100年を経過した企業)814社のうち、「家訓・社是・社訓がある」と答えたのは632社で、全体の77.6%に達した。

3.家訓・社是・社訓が、経営者や従業員、そして後継者にどのような教訓やメッセージを伝えようとしているのか、そこに述べられている具体的な趣旨・内容で分類してみた。  すると、5つのキーワードが浮かび上がる。  (・・・以下は本書に掲載されている「家訓・社是・社訓」の例です)。

①カ=『感謝』・・・「売り手よし、買い手よし、世間よし」、「御得意先と仕入先は車の両輪である」、「価値あるものを価値づけて売る。  商いは喜びの連鎖である。  すなわち、仕入れ業者に喜ばれ、社員も喜び、そしてお客様にも喜んでもらえば、企業は存続する」、「お客様、仕入先、又 地域社会においても誠心誠意正直な商いを行なうことが我々自分にも還元されることにつながる事を信じる事」

②キ=『勤勉』・・・「美味しいものを作れば、儲けは後からついてくる」、「信為万事本(信は万事の本と為す)」、「一.人にコケにされても人をコケにするな! 二.地味に暮らせ 三.同業者に見習いに行け」、「心からの笑顔とおもてなし(他人に優しく自分に厳しく)」、「地域から支持される誠意ある取引(嘘をつかない)」

③ク=『工夫』・・・「原料に勝る技術なし」、「老舗は常に新しい」、「玉磨かざれば光なし」、「一粒の米にも無限の力あり」、「不易流行(流行を追わない)」、「伝統は革新の積み重ね」

④ケ=『倹約』・・・「出るをおさえて入るをはかる」、「財産は三つに分けて持つ 一(土地) 二(株、預金、現金) 三(信用)」、「細く長く、店は借り物、時代即応、出ん得、金貸さず、判つかず、浮利追わず、役つかず」、「利は貪(むさぼ)るべからず与えるべし」

⑤コ=『貢献』・・・「地域に必要とされる企業であれ」、「我社の経営目的は『社会的存在価値を高めること』である」

これらの家訓・社是・社訓の「カ・キ・ク・ケ・コ」は、日本の企業が持つべき商道徳の原点であり、また、現代でも生き続ける知恵ではないだろうか。』

大山倍達総裁が生前よく「私が死んでも、極真空手は未来永劫残したい。」とおっしゃられていたことを思い出しました。  

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