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小池龍之介さん『もう、怒らない』

10月28日に続いて『怒らない』シリーズです(笑)。  月読寺住職の小池龍之介さんが書かれた『もう、怒らない』(幻冬舎刊)から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①世間的な怒りについては、二つの扱い方があります。  一つは、我慢して抑圧するというやり方。  もう一つは、怒りは人間の自然な感情であり抑圧するのはよくないから発散してぶつけるというやり方です。  仏道的にはどちらも誤った対処法です。  (中略)

②したがって、やはり重要なのは、「抑圧する/発散する」以前に、「ムッ」と怒らないですむよう、自らの心をしっかりと見張っていることなのです。

③そして、怒ってしまったときは、抑圧でもない発散でもない、第三の道を選びましょう。  それは、怒りの感情を客観視して穏やかに受け入れるという道。  自らの心を「あーあ、怒っているんだねぇ、君」といった具合に見つめて、心が怒りに占領されている有り様を客観視する方法です。  (中略)

④すなわち、他人の言葉や口調に腹が立ってきたら、その怒りの中身をカギカッコに入れ、《「あんな言い方しやがって!」・・・・・・と思っている》と心の中で念じるのです。 

⑤怒りの中身をカギカッコに入れ、《・・・・・・と思っている》と唱えていると、その感情が事実ではなく、単に自分の頭の中でつくり上げられただけの考えにすぎないことに、心がハッと気がつきます。

⑥そして畳みかけるように、二度三度と同じ言葉を念じていると「赤ちゃんが駄々をこねるように怒っている自分」というみっともない現実を受け入れられるようになります。  このように、怒りと自分を切り離してしまうことで、怒りは完全におとなしくなり、消滅していくのです。』

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