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宋文洲さん『負け方』

ソフトブレーン創業者の宋文洲さんが書かれた『仕事ができる人は「負け方」がうまい』(角川学芸出版社)から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①皆と同じことをして大きく得することはありません。  世の中に成功者や金持ちが少ないのは、彼らが皆と同じことをしないからです。  成功した人の多くは、誰から見ても得なことを、敢えて他人に譲ることができます。  取引先から美味しいワインを二本もらって三人で分ける時、迷わず自分は要らないと言い出す人が、きっと将来裕福になると思います。

②リピート客に依存できないのが流しのタクシーですから、ドライバーは客に気を遣っても走賃は増えません。  しかし、キャンディーを用意して親切にするドライバーは例外なく平均より二割以上も多く収入を得ています。

③強い組織とはよく勝つ組織ではなく、負けと危機に強い組織です。  強い社員とは実績の多い社員ではなく、負けから立ち直ってそのノウハウを組織のものにする社員です。  強い人とはエリートコースを歩み続ける人ではなく、逆境を克服し常に前向きな人です。  (中略)  「勝負強い」とは、勝っても負けても平常心を保ち、次への備えを怠らないことです。

④「謙虚」は他人に助けてもらうためにあります。  「謙虚」はより多くの知識と情報を獲得するためにあります。  「謙虚」は自分と自分の周りを明るくするためにあります。

⑤サラリーマンであろうが経営者であろうが、日々余裕を感じながら仕事をする人は少ないでしょう。  いつか余裕を持てるようになりたいと願っても、いつになっても余裕を持てません。  だから発想を転換させ、どんな状況下でも余裕を感じられるように心構えを変えるべきです。

⑥人間、組織、そして国家の強みは、どれほどの栄光を経験したことがあるかではなく、どれほどのどん底を経験し乗り切ったかということでしょう。  成長とは頂点から始まるものではなく、どん底から始まるものです。

⑦儒教と孔子とを必要以上に美化する傾向が日本にありますが、儒教は数千年前の考え方であることを忘れないでいただきたいところです。  (中略)  非常にマイナスな要素も含まれていることに気づいてほしいものです。  ましてそれが日本の固有文化との思い込みは、もはや不勉強にすぎると言わざるを得ません。  儒教が広がった最大の要因は、儒教が常に権力側、立場の強い人達の見方をしているからです。』

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