PREV | PAGE-SELECT | NEXT

藤村実穂子さん

1.今朝の朝日新聞・隔週別紙『朝日新聞グローブ』に藤村実穂子さんが取り上げられていました。  藤村さんは世界的なメゾソプラノ歌手で、ミラノ・スカラ座やウィーン国立劇場などの超一流の舞台に出演されています。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①東京芸大在学中から将来を嘱望され、大学院を終えると1992年にドイツに留学する。  (中略)  

②聖俗を突き抜けたところにあると思っていた芸術に、生々しい差別の現実が横たわっていた。  (中略)  初めて受けたオーディションでは「君の歌は素晴らしい。 でも、私たちはドイツ人を採用する」と言われ、落とされた。  (中略)

③朝4時に起床し、夕方まで楽譜に向き合う習慣を自らに課した。  自転車やジョギングで体力づくりを重ね、肉や酒はおろか、コーヒーなどのカフェイン類すら口にしない。  家庭菜園でとった野菜や玄米で自炊。  10年かけて20キロ以上、体重を絞り込んだ。  (中略)

④2002年にはワーグナーの殿堂、バイロイト音楽祭の舞台に立つ。  主役級としては日本人初。  (中略)
  
⑤それでも、差別の連鎖から簡単に抜け出せたわけではなかった。  風邪でも引こうものなら、いくらでも西洋人の代役が待っている。  道なき道の果てしなさに、再び心がすくんだ。  なぜ私は欧米人に生まれてこなかったのか・・・。  (中略)

⑥光を見いだすことができたのは、差別する他者への対抗心ではなく、なぜそこまでして音楽に向き合わずにはいられないのか、という己への問い直しだった。

⑦「自分の骨を削るような気持ちで歌わねばならないのは、この世界で生きていく新しい骨格をつくるためなのだ、と気づいた。  人種や文化の違いを超えた、あなたなりの『核』を見つけなさい。  そう歌の神様が教え、学ぶ機会を用意してくれたのだと」』

2.文頭の自己評価シートからも抜粋し、番号を付けて紹介します。

『評価シートの代わりに「何か良い方向に作用した」と感じる自身の「傾向」について語ってもらったところ、次のようなコメントを返してきた。

①生きている限り、自分をより良くしたいと願う。

②すべての経験を「ありがたい」と思う(困難にぶつかったら、天から「お題」を頂いた、と思う。  軽い風邪を引いたら、天が「休め!」と言ってるんだ、と思う)。

③第三者的に、自分を傍(かたわ)らから見る視点を持つ(状況を立体的に把握するよう努める。  内の声だけ聞いていると自己満足に陥りやすいから)。

④いかに死にたいかを、常に考えている(これこそが自分の人生を生きるということ、自分の人生に向き合うということだと思うから)。』

明日は都合によりブログはお休みします。  また水曜日にお目にかかります。

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT