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津本陽先生『歴史小説』

昨年12月の日経新聞『私の履歴書』は作家の津本陽先生が書かれていました。  12月29日のテーマは『歴史小説』です。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①上杉謙信、武田信玄、毛利元就、信長、秀吉、家康らの、戦国時代に驍名(ぎょうめい・・・強いという評判)をはせた武将たちは、兵卒と同様の危険を冒さねばならない野戦に、数えきれないほど出撃した。  

②人生の動きには、常に運がからみついている。  ある者は、奈落の底に沈みこんでいる境涯から、なにかのきっかけで浮きあがり、考えもしなかった大成功をして、しあわせな一生を送る。  

③ある者はいったんは成功の絶頂にいながら、わずかなきっかけで気づかぬうちに功業にかげりがさしはじめ、立ち直ろうとつとめても、すべての当てがはずれ、あがけばそれだけ没落のいきおいが早まり、短い期間に没落、窮死する。

④戦国武将の生涯には、その過程が鮮明に刻まれている。  私は彼らの盛衰のなかに、人間の才覚だけではどうすることもできない、運の変化を感じとった。

⑤運によって動かされるのは、私も同様である。  思いがけない作家の生活に入ったのも、運に導かれたというほかない。  私の書いたものを読んでくれる読者がいることも、ふしぎと思うばかりであった。』

約10年間使い続けたパソコンを買い換えました。  ハードもソフトも微妙に差があるので、操作に手間取っています(恥)。

三連休ですが、11日は総本部の鏡開きなので早起きします。  よい週末を!

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