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菜根譚『不遇のとき』

何冊かの本を毎朝少しずつ読んでいます。  そのひとつが、1月13日に紹介した『菜根譚』(王福振編 漆嶋稔訳 日本能率協会マネジメントセンター刊)です。  『菜根譚(さいこんたん)』は中国・明代の万暦年間(西暦1600年前後)の学者・洪王名が書いたものです。  前集・後集あわせて約300項から成りますが、本書はそこから100項を抜粋し解説しています。  昨日と今日読んだ日本語訳部分を紹介します。

『1.相対的に考えてみる(前集212項)

物事が思うようにいかないときには、自分より苦労している人のことを思えば、その逆境を恨む気持ちは消えていく。

やる気が失われ怠け心が生じたときには、自分より頑張っている人のことを思えば、自然に奮起するようになる。


2.不遇のときこそ平然とする(前集68項)

天の支配というものはとらえどころがない。  苦境を与えたかと思うと、順境をもたらせたりする。

こうして英雄豪傑の運命を翻弄しているのである。

ただ、君子のような人は不遇であってもそれを平然と受け止め、何も起きない穏やかな日々に災厄への備えに余念がない。

天はこうした人の運命をもてあそぶことはできない。』

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