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小林茂子さん『生きてみよ』

1月30日の朝日新聞夕刊に四代目桂三木助さんの姉・小林茂子さんの記事が載っていました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①父は三代目桂三木助さん。  弟はその長男で四代目を襲名した。  明るいキャラクターで落語の枠を超えてテレビや舞台、映画にと活躍したが、うつに陥って2001年1月、自宅で首をつった。  43歳だった。

②弟のマネージャーをつとめた二つ年上の姉、小林茂子さんは、自らを責めた。  そばにいたのに、弟の病気をわかってやれなかった。  自分は何を見逃したんだろう。  答えのない自問自答を繰り返し、小林さんはとうとう自分までうつになった。  睡眠導入剤に頼り、酒に逃避した。

③死も考えた。  だが、自分には息子がいる。  自殺はできない。  事故死ならあきらめてもらえるかと、横断歩道を目をつむって渡ったこともある。

④そんな時、友人からブログを書いてみたら、と勧められた。  よし、弟が生きてきた人生を記録しよう。  何も言えずに死んだ弟に代わって、書こう。  クスリなんかに頼っている場合か!

⑤09年1月から、携帯で半生を振り返るブログを始めた。  子供だった頃の話を書くと、両親がいかに自分たちを大切にしてくれたかを思い出した。  学校に持っていったお弁当のこと、運動会に応援に来てくれたこと・・・。

⑥自分の息子がどんなに可愛かったかも思い出した。  自分がどれだけ必死に働いてきたのかも。  小林さんはこうしてゆっくりと立ち直った。

⑦立川談志さんは茂子さんの手帳に「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」と書きつけた。  小林さんはその言葉に励まされ、ブログのタイトルにした。』

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