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葛飾北斎『上達する時』

1.道場で自分の棚を整理していたら、2003年6月15日の日経新聞のスクラップが出てきました。  『美の美』という特集で晩年の葛飾北斎を取り上げています。

2.Wikipediaで葛飾北斎を検索してみました。

『葛飾 北斎(かつしかほくさい 1760年10月31日?~1849年5月10日?)は、日本の近世にあたる江戸時代に活躍した浮世絵師であり、とりわけ後期、文化・文政の頃(化政文化)を代表する一人。  代表作に『富嶽三十六景』や『北斎漫画』があり、世界的にも著名な画家である。

3.その中で三女の阿栄について、次のように書かれています。

『阿栄(おえい)・・・画号・葛飾応為(かつしかおうい)。   絵師の南沢等明と結婚するが離縁、北斎の元で助手・浮世絵師として身を立てる。』

4.日経新聞の特集から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①北斎晩年の弟子、露木為一がこんなエピソードを語っている。

②――ある日、自分が阿栄に向かって「運筆が自由にならない。  これでは画工になりたいと思っても無理ではないか」と嘆いた。

③彼女は笑って、「私の父は幼い時から八十有余の年に至るまで、毎日筆を執らない日はないが、ある日、腕組みをして『自分は実に猫一匹も描くことができない』と落涙して嘆いたものだ。」

④「これは絵に限ったことではないけれども、自分は駄目だと投げ出そうとする時が、実はその道の上達する時なのよ」。

⑤するとそばで聴いていた北斎が「全くそうだ。  その通りだ」とつぶやいた・・・・・・。

⑥この父にしてこの娘あり。』

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