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坪野吉孝先生『見かけ年齢』

昨日の朝日新聞夕刊に東北大学教授の坪野吉孝先生が書かれた『見かけ年齢 死亡率と関係』というリポ-トが載っていました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①自分の実際の年齢より若く見えるか老けて見えるかを気にする人も多いだろう。  

②英国医学雑誌は昨年12月、実際の年齢が同じでも、見かけ上の年齢が高いと、死亡率も高くなるという論文を発表した。  研究はデンマークで進行中の、双子の高齢者(70歳以上)の追跡調査のデータを使って行われた。

③対象者1826人の顔写真を自宅で撮影し、何歳に見えるかを、老年科の看護師10人が推測した。  10人の推測の平均値をその対象者の見かけ上の年齢とした。  約7年の追跡調査で、675人の死亡を確認した。

④その結果、実年齢が同じでも、見かけ上の年齢が1歳高くなるごとに死亡率は8%ずつ高くなった。  また、実年齢が1歳高くなるごとに死亡率はやはり8%ずつ高くなった。

⑤つまり、寿命に及ぼす影響は、見かけ上の年齢も、実際の年齢と同程度だった。  さらに、見かけ上の年齢が高いと、階段を上るなどの身体機能が低く、記憶力などの認知能力も低かった。

⑥今回の研究は70歳以上の高齢者が対象なので、より若い集団にも結果があてはまるとは限らない点は留保が必要だ。  しかし、高齢者の長寿については「人は見かけによる」可能性を示した点で、複雑な気持ちにさせるデータだ。』

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