PREV | PAGE-SELECT | NEXT

伊集院光さん『運命の出会い』

『のはなし』(伊集院光著 宝島社)を読みました。  『「運命の出会い」の話』の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①昨日の夕方のこと、仕事が早く終わったので散歩がてらに適当に道を歩いていたら、前から一人の男の人が歩いてくるのが見えた。  その人、あたりに連れがいる様子もないのに、物凄く笑っている。

②そしたらその人、すれ違いざまに僕の顔を見て「えー!?」という顔をした。  思わず、こっちも目で追うと「えー?  えー?  えー?」と小さい声で。

③急いで前を向き直し歩き出そうとしたら、その人が小走りに僕の正面に回り込んで「ビックリしましたよ、だってこれ」といってイヤホンを差し出した。  なんでも僕のラジオをMDに録って聴きながら歩いていたそうだ。

④そりゃあビックリしただろう。  イヤホンから聴こえてきた声の主がいきなり視界に現れたんだから。


2.①先週の土曜日の深夜、かみさんと一緒にお酒を飲みに行った。  僕もかみさんも基本的にはお酒が苦手な方なので、これは結構珍しいこと。

②そんな僕だから、お酒の種類はよくわからない。  お店の人に「僕はお酒があまりよくわからないので、飲みやすくて、値段が手頃で、今日しか飲めないようなものを」というと、出てきたのがなんだか派手なデザインのワンカップ。  持ってきた店員さん曰く「これ、限定デザインなんであまり手に入らないんですよ。」  

③翌日、ラジオ局へ行き本番前の打ち合わせをしていると、机の上に画集が一冊。  その日のゲスト、横尾忠則氏の作品集とのこと。  その作品集をめくってビックリ。  3ページ目に昨日の日本酒のラベルがドカーン。

④僕が飲んだのは、横尾氏が若かりし頃にラベルをデザインした日本酒の復刻版だったという。


3.①僕はこういう事を別に「運命」とか、もっと厄介に「神のお導き」だとかまったくもって思わない。  無神論者だし、確率的に十分に起こりうる話だし。

②けれど、こういうことがいくつか続けて起こるということ・・・いや、自分の周りにこういうことが起きていることを感じとれるテンションで過ごせていることは、とても良いことだと思う。』

私はビックリするようなことに比較的多く出会います。  昨日もちょっと驚いたことがありました。  でもプライベートなことなので内緒です(笑)。

TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT