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ビル・グロス『己・事実・本質を知れ』

日経ヴェリタスの連載『ビル・グロス 債券王の奥義』4月18日分のタイトルは『「己を知れ」 偉人に学んだ投資の根幹』でした。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『投資家は経済だけでなく人間を知る必要がある――これが米債券運用大手ピムコの最高投資責任者、ビル・グロス氏の持論だ。  答えは自室に掲げた伝説の3人の写真にある。  1世紀前を生きた3人のメッセージはグロス氏の投資姿勢の根幹だ。

1.ジェシー・リバモアは1907年の金融危機や29年の株価大暴落に乗じて空売りで大もうけし、米屈指の富豪にのし上がった投機家。  一方で綿の投機で全財産を失うなど8度の破産も経験した。  「己を知れ」は成功と失敗が生んだ教訓だ。

「例えば自分が悲観的な人間でリスクを避けすぎる性格か、逆に楽観的でリスクを取りすぎるのか。  それが分かれば、どんな状況になれば自分がどう反応する人間なのかも分かります。  自分を客観的に見ることができれば間違いにも気づくでしょう。」

2.バーナード・バルークはリバモアと同じく1907年には空売りで財産を築いた。  メッセージは「事実を知れ」だ。  

「①人は恐怖を感じたとき、事実を見失って真っ暗に感じるものです。  でも、行き過ぎは修正されるので希望を持てと。

②しばらくたてば希望が事実を逆に通り越して、無から有が生まれるかのような錯覚に陥る。  でも、貪欲は禁物という警告です。

③事実をとらえることで極端な悲観や楽観を和らげることができるのです。」

3.金融王ジョン・ピアット・モルガンの写真には「融資の基準は財産ではなく人格だ」と名言を沿えている。  見かけではなく「本質を知れ」という意味だが・・・。

「投資家は資産の価値を計って値段をつけはじめました。  ところがモルガンは警告します。  「違う。  人格だろ」と。  資産ではなく、資産のオーナーに目を向けろと言うのです。」』

ゴールデンウィークが始まります。  明日は昭和の日(昭和天皇の誕生日)です。  よい休日を!

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