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立川談志さん『世間はやかん』

『世間はやかん』(立川談志著 春秋社刊)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.「やかん」とは楽屋(がくや)の符丁(ふちょう・・・仲間だけに通用する言葉)で「知ったかぶり」のこと。  知識をひけらかして能書きたれている奴を「やかんの先生」という。  

ナニ、お前のことだって。  ヘェ、ごもっともー。


2.「お前はいつも電話が長いね。  一時間二時間平気で喋(しゃべ)ってんだから。  でも、今日は短かったじゃないか、三十分だったよ。  だれだったの、電話?」  

「間違い電話」


3.「海はなんで海っていうんですか。」  

「小さいと池と間違えられちまうからだよ。」

「海はしょっぱいですね。  なんでしょっぱいんですか?」  

「鮭(しゃけ)がいるからだよ。」


4.「鰻を焼いたものを、なぜ蒲焼(かばや)きっていうんです?」  

「あれはな、鵜(う)に呑み込まれるようなバカな魚なんだ。  だから「バカ焼き」っていってたんだけれど、そいつが、ひっくり返って、「カバ焼き」になった。」

「ぢゃあ、「バカ焼き」でいいのに、なんで「カバ焼き」にひっくり返すんです?」  

「ひっくり返さないと、よく焼けないだろ。」


5.警察署で、若い警官が休憩時間に推理小説読んでた。  それを見た先輩が、「面白いかい?」  

「面白くないですよ、嘘ばっかりだもの。  何しろ最後にャ必ず犯人が捕まるんですから・・・・・・」。』

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