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ひろさちや先生『莫妄想』

1.『あきらめて極楽 悩んで地獄』(ひろさちや著 PHP研究所刊)を読みました。  『「莫妄想」の教え』の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①禅の言葉に―莫妄想(まくもうぞう・・・妄想することなかれ)―があります。  中国唐代の禅僧の無業(むごう)禅師のことばです。  (中略)

②「その言葉は、無学祖元(むがくそげん)が北条時宗(ほうじょうときむね)に教えたものではないですか?」と言われる方がおいでになります。  それはその通りでまちがいありません。

③無学祖元(1226~86)は、北条時宗の招きに応じて来朝した中国生まれの禅僧です。  時宗は幼時から臆病者と言われていました。  それで時宗は無学に教えを乞います。

④「わたしにとって最も忌むべきは『臆病』です。  どうすれば臆病を克服できますか?」  「臆病のよって出てくるところを断ち切るとよい」

「では、それはどこから出てくるのですか?」  「時宗よ、それはおまえ自身から出てくる」

「臆病は、時宗の最も嫌うものです。  それがどうして、時宗から出てくるのですか?」  「時宗という自己を捨て去ってこい!」

「どうすれば捨てることができますか?」  「いっさいの妄念(もうねん・・・邪悪な思いや誤った考え)思慮(しりょ・・・いろいろと考えること)を止めよ!」

⑤武将である時宗は、きっと「立派に死ぬ」ことを考えていたのです。 自分は臆病だから、ひょっとしたら立派に死ねないかもしれない。  だから、臆病を克服しておかねばならぬ。  しかし、それらはすべて妄想です。  そんな妄想を捨ててしまえ!  無学祖元は、北条時宗にそう教えたのです。

⑦立派に死ぬというのは、未来のことです。  そんな未来の心配はする必要はありません。  のたうちまわって死ぬはめになれば、のたうちまわって死ねばいいのです。  そしてそれが「莫妄想」なんです。』


2.ウィキペディアで北条時宗を検索すると次のように出てきます。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①鎌倉時代中期の武将・政治家。  鎌倉幕府第8代執権。  

②鎌倉幕府執権職を世襲する北条氏の嫡流得宗家に生まれ、モンゴル帝国の日本に対する圧力が高まるなかで執権に就任。  

③内政にあっては得宗権力の強化を図る一方、圧倒的に国力の勝るモンゴルの2度にわたる侵攻(元寇)を退け、後世には日本の国難を救った英雄とも評される。』

今日は午後4時から審判講習会で、明日明後日は第27回全日本ウェイト制大会です。  今から大阪に向かいます。  よい週末を!






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