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伊藤和磨さん『腰痛はアタマで治す』

『腰痛はアタマで治す』(伊藤和磨著 集英社新書)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.「はじめに」より

本書のタイトルである「腰痛はアタマで治す」の「頭」は、腰痛をマネージメントする知識と、頭の位置をコントロールすることが腰痛を根治する鍵になることを意味しています。


2.「姿勢を変化させることが大切」の項より

①姿勢についての本を書いたり講演したりしていると、「伊藤さんはいつも完璧な姿勢でいられるのですか?」と質問されることがありますが、ときどき姿勢を正しい位置に戻している程度で、油断すればひどい格好になっています。

②多くの人は「ずっと正しい姿勢を維持しなければいけない」と誤解しがちですが、正しい姿勢であっても長い間その姿勢のままでいるのは望ましくありません。  拘束された姿勢でいると、筋肉のポンプ作用が著しく低下して、全身の血液循環が悪くなってしまうからです。

③崩した姿勢を正しい姿勢に戻すことを「リポジショニング」と言います。  多くの人がこのリポジショニングを行っておらず、同じ部分に負担をかけ続けているのです。


3.「ギックリ腰になったら」の項より

①氷によるアイシング(冷却療法)は消炎鎮痛効果がとても高く、痛みの激しい急性期の症状だけでなく慢性的な症状にもたいへん効果があります。

②一般的には「冷やす」ことが目的だと思われがちですが、実はアイシングをして30分以上経つと、冷やされて収縮していた血管が拡張して血流が増え、アイシングした組織が深部から温まり始めるのです。

③野球のピッチャーが試合前に肩をアイシングするのも、その後のウォーミングアップで短時間のうちに血流を増やし、肩の深部を温めるためです。  つまり、適切なアイシングは鎮痛効果だけでなく温熱効果もあるということです。

④よく温めることが体に良いと思われていますが、いつでも有効なわけではありません。  ギックリ腰の急性期にホットパックなどで外部から温めると、パックを外した直後から拡張していた血管が収縮反応を起こし、患部の血流が低下してしまうのです。

⑤ギックリ腰の急性期の症状に対してはアイシングを行い、痛みが落ち着いてきたら温熱療法をお勧めします。』

よい週末を。

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