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小林正観先生『やる羽目になったこと』

8月25日に取り上げた『啼かなくていいホトトギス』(小林正観著 中経出版刊)の『「自分探し」のはなし』の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①「本当の自分」を探して、20年あるいは30年たったという人がいます。  「本当の自分」を探しているというのは、今、自分がやらされていること、やる羽目になっている仕事が、「本当の自分」ではないと思っていることを意味しています。

②私の考えはいつも一緒です。  「今やらされていること、今やる羽目になっていることが本当の自分です。」

③たとえば、主婦を20年やり続けている。  それがたぶん、本当の自分なのです。  特に変わったこと、特に社会的にすごいことをやったから本当の自分なのだ、ということはないでしょう。

④旅先でよくこんな質問を受けました。  旅をしている20代のOLさんが多かったのですが、そのOLさんたちがこんな質問をするのです。

⑤「4年制の大学を出たにもかかわらず、コピー取りとお茶くみしかやることがありません。  そのために大学を出たわけではないので、毎日がむなしくて嫌々仕事をしています。  本当の私、本当の私の仕事に出会うためには、どのようにしたらいいでしょう。  取りあえずは今の会社を辞めたいのですが」というような質問でした。

⑥私の答えはいつも一緒です。  「私がもしあなたの上司であるならば、コピー取りとお茶くみを嫌々やっている人に、それ以上の難しい仕事を頼むことはないと思います。  コピー取りとお茶くみさえもきちんとできないのであれば、それ以上に何かの企画を頼んだり、何かの商談をまとめてくれと責任を持って委ねたりということには、ならないのではないでしょうか」

⑦「やる羽目になったことは嫌がらずにやる。  これが宇宙の法則です。」  この宇宙の法則を味方につけないかぎり、たぶん楽しい人生が回ってくることはないでしょう。』

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