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宋文洲さん『日中の間、国の間』

昨日配信された、ソフトブレーン創業者・宋文洲さんのメルマガ『論長論短』のタイトルは『日中の間、国の間』です。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①領土問題になると過激派に引っ張られるのは中国も日本も同じです。  だから普通の人は勇気を持つ必要があります。  自国民としてやすやす相手の領土として認めるのは無理でしょうが、相手の国民もまったく同じ立場であることに留意したいと思うのです。

②私個人としては早く通り過ぎたいと願っているのみです。  日中は、無人島(尖閣諸島)のためにこれ以上揉めてもどちらも損するだけです。  それでも人気を博したい「愛国者」達が盛り上がりたいならば、彼らだけが集まってどこかの星にいって戦争でもしてくれればいいと思います。  我々を巻き込まないでほしいものです。

③しかし、国と国の間に生きることはこういうことに慣れることです。  いちいち過剰に反応していたらやっていられません。  皆さんはこれこそチャイナリスクと仰いますが、リスクのない国はありません。

④武富士の創業者の武井さんに会ったのはつい最近のことのように思えます。  小雨の中に到着すると守衛さんにタオルを渡されました。  感動しました。  彼の躾でしょう。  立場も違う、年も違う、国も違うのですが、彼ととっても通じ合いました。  素晴らしい会社があっという間に潰れましたのはなぜでしょうか。  

⑤日本にもリスクがあるのです。  規制のリスク、不況のリスク、「空気」のリスク・・・我々がグローバルに生きると決めた以上、まず個人として強くなることです。  一ヶ所ではなく複数個所に市場、資金そして仕入れを分散させ、その変化に機敏に対応するしか方法がないのです。

⑥日中の間に生きてきた私ですが、日中の全てを受け入れることにしています。  悪いことも良いことも、嫌なところも好きなところも。  国と国の間に行ったり来たりすることはとても広い心を持たないと自分がどんどん辛くなるので損です。

⑦日本の若者が外国に行きたくないとよく聞きますが、本当かどうかはわかりません。  ソフトブレーン中国では若い日本人社員が元気よく働いているので実感がありません。  彼らは皆自分の意志で来ていますし、楽しんでいます。  しかし、もし統計的に本当に若者が外国に行きたくないならば、それは日本社会に何か問題があるというしかありません。  

⑧一つの国だけでやっていける時代は、もう、ないでしょう。  国としても、個人としても。』

⑤と⑧については、私も最近同じようなことを感じています。  縁あって10月8~10日、中国の青島(チンタオ)へ視察に行きます。  大好きな青島ビールの本場なので楽しみです(笑)。

よい週末を。 

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