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武士の家計簿

1.先週の土曜日、『武士の家計簿』という映画を観ました。  原作は『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新―』(磯田道史著 新潮社刊)です。  本書は、江戸時代から明治時代にかけて、30年以上の長きにわたってほぼ絶え間なく書き付けられた、ある武家の家計簿に焦点を当てたもので、その古文書を神田の古書店で発見した著者によって書かれたものです。


2.これから映画を観ようとしていらっしゃる方はこの後3.で「あらすじ」を書きますのでこれ以上読まないでください(笑)。


3.映画のオフィシャルサイトの「ストーリー」から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①江戸時代後半。  御算用者(会計処理の専門家)として、代々加賀藩の財政に関わってきた猪山家。  八代目の直之(堺雅人)は、生来の天才的な数学感覚もあって働きを認められ、めきめきと頭角をあらわす。

②これといった野心も持たず、ただひたすらそろばんを弾き、数字の帳尻を合わせる毎日。  その姿は、周囲の者が“そろばんバカ”と呼ぶほどだった。  そんな直之にある日、町同心・西永与三八(西村雅彦)を父に持つお駒(仲間由紀恵)との縁談が持ち込まれる。

③自らの家庭を築いた直之は、御蔵米の勘定役に任命されるが、農民たちへのお救い米の量と、定められていた供出量との数字が合わないことを不審に思い、独自に調べ始める。

④やがて役人たちによる米の横流しを知った直之は左遷を言い渡されるが、一派の悪事が白日の下にさらされ、人事が一新、左遷の取り止めに加え、異例の昇進を果たす。

⑤だが、身分が高くなるにつれ出費が増えるという武家社会特有の構造から、猪山家は出費がかさんでいく。  すでに父・信行(中村雅俊)が江戸詰で重ねた膨大な借金もあり、直之は“家計立て直し計画”を宣言。  それは家財一式を処分、質素倹約をし、借金の返済に充てるという苦渋の決断だった。  

⑥世間の目を気にする父、愛用の品を手放したくないと駄々をこねる母・お松(松坂慶子)。  しかし、お家を潰す方が恥であるという直之の強い意志により、家族は一丸となって借金を返済することを約束。  こうして猪山家の家計簿が直之の手で細かく付けられることになった。

⑦近所の者や同僚などの好奇の目にさらされながらも、倹約生活を実行する猪山家の人々。  塗りの弁当箱は竹皮に、囲碁の碁石は貝殻に。

⑧安く買い求めた一尾の鱈(たら)は、白子の酢醤油、昆布じめ、三杯汁にと幾種ものおかずに・・・。  質素倹約の知恵はそのまま勤めに生かされ、藩主・前田斉泰をも喜ばせることに。

⑨「貧乏と思うと暗くなりますが、工夫だと思えば」―厳しい暮らしの中で、とりわけお駒は、直之の一番の理解者として、明るく献身的に家を切り盛りするのだった。

⑩倹約生活が続く中、直之は息子・直吉にも御算用者としての道を歩ませるべく、4歳にして家計簿をつけるよう命じ、徹底的にそろばんを叩き込んでいく。  

⑪時は幕末。  父よりも早く11歳で算用場に見習いとして入り、元服を済ませた直吉、改め成之(伊藤祐輝)は、時代に取り残されまいと自らの進むべき道を模索していた。

⑫攘夷の下、前田家嫡男・慶寧に従って京都へと向った成之は、新政府軍の大村益次郎にそろばんの腕を見込まれ、軍の会計職に就くことになる。  しかし、大村が暗殺され、共に殺された加賀者がいたという知らせが届き、猪山家は不安に包まれる。』


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